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自治体の皆さまへ

健康だより 良い睡眠で体も心も健康に

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熊本県菊池市

皆さんは毎日ぐっすり眠れていますか。昨年2月に厚生労働省から「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が公表されています。今月は、このガイドを参考に睡眠についてお伝えします。

■健康づくりにおける睡眠の意義
睡眠は、子ども、成人、高齢者のいずれの年代でも健康増進や維持に不可欠な休養活動です。
睡眠不足を含め、さまざまな睡眠の問題が慢性化すると、肥満や高血圧、2型糖尿病、心疾患、脳血管障害の発症リスクの上昇や症状の悪化に関連することが明らかとなっています。

■十分な睡眠の確保は重要な健康課題
令和元年の国民健康・栄養調査結果で、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は、男性37.5%、女性40.6%となっています。日本国民にとって、一人一人の十分な睡眠の確保は重要な健康課題といえます。

■ライフステージごとの睡眠について
必要な睡眠時間には個人差があり、年代によっても変化するため、特性を踏まえた取り組みが必要です。日常的に、質・量ともに十分な睡眠を確保しながら、心身の健康を保持していきましょう。

■良質な睡眠のための環境づくり
次のポイントを確認して、生活の中に取り入れてみましょう。
・日中にできるだけ日光を浴びると、体内時計が調節されて入眠しやすくなります。
・しっかり朝食を取り、就寝直前の夜食を控えると、体内時計が調整され睡眠・覚醒リズムが整います。
・適度な運動習慣を身につけることは、良質な睡眠の確保に役⽴ちます。
・寝室にはスマートフォンやタブレット端末を持ち込まず、できるだけ暗くして寝ることが良い睡眠につながります。
・就寝前にリラックスし、無理に寝ようとするのを避けて、眠気が訪れてから寝床に入ると入眠しやすくなります。
・夕方以降のカフェインの摂取は、夜間の睡眠に影響しやすくなります。
・晩酌での深酒や眠るために酒を飲むことは、睡眠の質を悪化させる可能性があります。
・喫煙は睡眠の質を悪化させる可能性があります。

個人差を踏まえて、可能なものから始めていきましょう。

※生活習慣や環境要因などの影響により、身体の状況などの個人差が大きいことから、「高齢者」「成人」「子ども」について特定の年齢で区切ることは適当でなく、個人の状況に応じて取り組みを行うことが重要であると考えられる

問い合わせ先:健康推進課健康推進係
【電話】0968-25-7219

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