公益財団法人日本サッカー協会(JFA)が行う「夢の教室(ユメセン)」を、小学5年生と中学2年生を対象に実施しました。
過去3年間はオンラインでの実施となっていましたが、本年度は4年ぶりに対面での授業となりました。
夢の教室では、夢を実現させてきたアスリートたちが「夢先生」として、自身が困難を乗り越えてきた経験を語り、夢を持つことの素晴らしさや努力を続けることの大切さなどを伝えました。
◆10/10 六栄小学校
『失敗のない成功はない!』
元プロサッカー選手 永島 昭浩(ながしま あきひろ)さん
サッカーでシュートを決めるのは一人の力ではできない。仲間からのアシストがあるから、ゴールにつながる。そしてその裏側には、多くの人の支えがあったからこそ、試合で力を発揮することができた。感謝の気持ちを持って僕は挑戦を続けてきた。
もちろん多くの失敗もあった。僕が海外留学中に監督からかけられた言葉を今でも覚えている。
「スーパースターは失敗する。そしてチャレンジするんだ」。
失敗のない成功はない。その言葉が僕を変えた。試合中、失敗をしても、絶対に下を向かない。反省は試合後にすればいい。それよりも一生懸命に目の前の事に集中する。もっともっとチャレンジする。そうして僕は夢をつかむことができた。
皆さんも失敗を恐れず、自分を信じて夢の実現に向かってチャレンジしてほしい。失敗しても下を向かない。失敗のない成功はない。
◆10/11~10/12 腹赤、長洲、清里小学校
『好きなことを続けることの大切さ』
元日本代表陸上選手 高橋 萌木子(たかはし ももこ)さん
1番になりたい。私は小学生の頃から人一倍負けず嫌いだった。
中学生の頃は、ソフトボール部に入った。将来の夢はソフトボールの日本代表選手になることだった。
走ることも好きで、足も速かったこともあり、3年生の時には陸上の大会にも出場した。その大会で私は、全国優勝を果たした。そしてその勢いのまま、次の大会に挑んだが、優勝できなかった。同世代の選手に敗北した。そのことがとても悔しかったし、負けたままでいるのが嫌だった。だから私は、目標を変更し、陸上で日本一になる事を決めた。自分でその道を選んだ。
結果、高校ではインターハイで3年連続優勝し、日本代表にも選ばれ、夢を叶えることができた。
大切なのは、自分のことを信じ、好きなことを続けること。自分の事は自分で決めること。
自分で決めた将来の夢の実現に向かって全力で駆け抜けてほしい。
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