■病院の経営健全化に取り組みます
当院では、阿蘇圏域の基幹病院として救急医療やへき地医療、感染対策医療などの政策医療を担っています。
新型コロナウイルス感染症に伴う国の各種補助なども終了し、病院の経営は厳しい状況となっていますが、地域の医療提供体制を確保するためにも経営の健全化に取り組む必要があります。
病院経営の健全化のため、令和6年3月に「阿蘇医療センター経営強化プラン」を策定しました。今後はプランに基づき経営健全化に取り組んでいきます。
経営健全化の取り組みの一環として、6月の診療報酬改定にあわせ「包括評価方式(DPC)」という入院報酬算定方式を導入します。DPC制度の導入に伴い、入院費の計算方法が変更となります。
病院経営の根幹である医師確保については、今年度新たに4人の常勤医師を確保しました。今後も医療体制の充実と医療の質の向上に努めていきます。
◇DPC制度とは
DPC制度とは、入院患者さまの病名、症状、治療内容によって一日の入院医療費を定額で計算する制度のことで、別名「診断群分類包括払い方式」とも呼ばれています。
従来の、点滴を打つや薬を処方する、手術などの医療行為を実施したら実施した分だけ費用がかかる「出来高方式」と対をなす方式として、急性期の病院で実施されるようになりました。
診療の標準化・透明化、さらに診療の質を向上させるためにDPC制度は導入されます。
阿蘇医療センター
【電話】34-0311
受付時間:8:30~11:30(一部診療科を除く)
※診療は前日までの予約制です。(緊急時と小児科を除く)
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