[人権(じんけん)]人にやさしいまちの実現に向けて

6／24

～互いの人権を尊重し、支え合うことから～
「人権は、かけがえのない固有の権利です!」

高森町では、令和2年3月「高森町人権教育・啓発第2次基本計画」を策定しました。本計画は、平成21年策定の「高森町人権教育・啓発基本計画」から10年が経過し、社会情勢の変化やそれに伴う人権問題に関する状況の変化等を受けて、より実効性のある計画となるよう策定したものです。
人権は、すべての人々が生まれながらにして持っている、人間の尊厳に基づいたかけがえのない固有の権利であり、個人としての生存と自由を確保し、社会において幸福な生活を営むためには欠かすことのできない権利です。このことから、日本国憲法においても、「基本的人権は侵すことのできない永久の権利」として保障されています。
しかしながら、私たちのまわりには、子どもや高齢者への虐待、配偶者への暴力、障がい者、外国人の人権問題、さらにはインターネット等による人権侵害など、今もなお多くの人権問題が発生しています。特に、居住地や出身地を理由にいわれのない差別を受けるという同和問題は早急に解決しなければならない重大な人権問題です。
差別は、あくまでも「差別する側」の問題であり、「差別される側」の問題ではありません。人権が当たり前に尊重される社会を実現するためには、私たち一人一人が当事者の立場に立ち、互いを認め合い、人権について正しく理解し行動することが何よりも大切です。
新年度を迎え、暖かな春本番となりました。係では本年度も引き続き、人権問題を様々な視点からとらえ、充実した内容でお届けしたいと考えております。本計画の基本理念である“互いの人権を尊重し、支え合いながら人にやさしいまちの実現”をめざして、町民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

問合せ：高森町教育委員会　地域人権教育指導員
【電話】62-0227