子ども食堂を知っていますか?

3／24

子ども食堂とは、無料または安価で栄養のある食事がとれる場所です。地域住民や自治体等が主体となって、子どもたちに食事や居場所を提供しています。単に子どもたちの食事提供としての場だけでなく、地域住民のコミュニケーションの場としても機能しており、子どもたちの見守りにも繋がっています。子ども食堂の特徴は、多機能であることです。子どもの貧困対策から孤食対策、子育て支援や地域のにぎわいづくりも担っています。
最近では、子どもたちだけでなくひとりで住んでいる高齢者の方の姿も多く見られるようになり、地域全体で地域を見守ることができる活動になってきています。
しかし、子ども食堂を運営する上で課題も多く存在しているのが現状です。ボランティアということもありスタッフを持続的に確保することが難しいという問題もあります。他にも、活動資金について、子ども食堂を運営している人々の「持ち出し」や地域住民からの寄付などでまかなっているため、行政や民間企業等からの支援が待たれているのが現状です。
そこで高森町は民間団体・企業と連携協定を結び、町内各地に安全・安心な子ども食堂の活動を広め、地域のにぎわいづくり地域福祉の向上に努めます。

■「子ども食堂」を地域のコミュニティの場に
◇熊本県こども食堂ネットワーク・熊本県信用組合と協定締結
2月27日(月)、一般社団法人熊本県こども食堂ネットワーク・熊本県信用組合と「子ども食堂に関する基本協定」の三者協定を締結しました。本協定締結により、相互に連携・協働し、町内で子ども食堂に対する支援をとおし、誰一人取り残さない地域コミュニティーの形成や地域の活性化に取り組みます。調印式で、草村町長は「本町の強みである広報活動など子ども食堂への支援を強化し、未来を担う子どもたちの夢や希望を叶えられる環境づくりを実現したい」と挨拶しました。