子ども食堂とは子どもたちへ食事を提供するだけでなく、保護者や高齢者等の地域の人々も気軽に立ち寄れる地域交流の場でもあります。
今回、町内で子ども食堂の活動をされている中川和子さんにお話を伺いました。
◆子ども食堂をはじめたきっかけは何ですか?
「熊本地震で被災したとき、ライフラインが止まり県外の電力会社の支援で、牛舎のボーリングで水が出たので、知り合いに声をかけ、料理や洗濯が出来ました。そのことがきっかけで子ども食堂を立ち上げようと思いました。学校に行くことが難しい子どもさんや子育てで忙しいお母さんたちの助け・居場所になればと思ったんですよね。初めは、学校が休みの日に家でひとりで過ごす子どもたちが、自分で料理ができるように一緒に料理を作って食べる、という子ども食堂でした。
また、コロナの影響で、今まではお弁当を作って、お母さんたちやひとり暮らしの高齢者の方に配りながら見守り活動を行っていましたが、5月から会食ができるようになって嬉しいです。これからもっとお知らせなどをして子ども食堂がどんどん広がって、誰でもきやすい居場所になればいいなと思います。」
◆子ども食堂の仕組みを教えてください!
「子ども食堂で使う食材は、熊本県子ども食堂ネットワークから提供される食品や規格外の野菜、そしてフードバンクからの寄付など種類は様々です。また、一部は高森寮からの寄付や住民の方からの寄付で賄っています。子ども食堂の開催がないときには、子ども食堂ネットワークからいただいた食材を子ども食堂を利用されている家庭や、ひとり親家庭にお渡ししています。みなさんすごく助かると喜んでくれるので嬉しいです。そういったお母さんたちや高齢の方々に気兼ねなく来てもらうためにも、子どもは100円、大人は200円をいただくようにしています。現在は、地域の方や高森高校生がボランティアで参加しています。退職された先生にお願いして学習支援もしています。子どもたちみんなが笑顔で幸せに暮らせる地域になればいいなと思っています。7月22日(土)はブルーベリー狩りにもいくので、是非参加してほしいです。」
◆子ども食堂 こどもキッチン
日時:第2土曜日 午前11:30~
場所:憩いの家(須坂団地向かい)
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