◆謹んで新年の祝詞を申し上げます。
高森町長 草村 大成
町民の皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃から町政に対しまして温かいご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
昨年4月の統一地方選挙において、13年目となる町政の舵取りを任せていただき、「次の展開へ!」をキーワードに、これまでの3期12年間で蒔いてきた政策の種の一つ一つを丁寧に育てていくことをお約束させていただきました。
昨年は高森町にとって非常に大きな変革の一年となり、これまで創りあげてきた「子どもたちに誇れる町づくり」、「全国に誇れる高森町」を確実なものとすべく着実に邁進してまいりました。
まず、4月から公立高校では全国で初めてとなる「マンガ学科」が県立高森高校で始動しました。本町としましても「マンガを活用した高森高校の魅力向上に関する連携協定」に基づき、町営学生寮の建設や受講機材の購入、新たな学生の受入れのための環境整備等、全面的にバックアップをしており、人口減少・少子高齢化時代における地方の先進的な取組みとしてその効果が期待されます。
また、7月15日には、熊本地震により甚大な被害を受けた南阿蘇鉄道が約7年3カ月ぶりの全線運転再開を果たしました。熊本地震からの復興のシンボルとして「創造的な復興」により、JR豊肥線への乗入れも実現しました。ここまで来ることが出来たのも国や県、関係各位のご尽力があってこそだと改めて感謝申し上げます。
その他、今年度からの新たな施策では、子ども・子育て世代への強力な支援として、ベビー用品のレンタルや在宅育児支援、入園・入学支援、保育料無償化、更には修学旅行費の全額補助など、ライフステージに応じた切れ目ない支援を実現させました。
「通いの場」による活動においては、昨年度の「私の町の「通いの場」自慢コンテスト」最優秀賞に続き、今年度も「健康寿命をのばそう!アワード」において企業、団体、自治体部門すべてを含めた最優秀賞を受賞いたしました。2年連続で厚生労働省が主催するコンテストで最優秀賞を受賞することは異例であり、このことが高森町の取組みに関しての評価であると自負しております。
今後の取組みの一つといたしましては、熊本県と熊本市が28年ぶりに策定した「熊本県新広域道路交通計画」の構想路線となっております阿蘇日田道路、阿蘇山都道路、阿蘇高千穂道路の早期実現に向けて更なる進展のために強く要望してまいります。3路線につきましてはダブルネットワークの機能強化により大分県・宮崎県との移動における利便性が向上し、産業・経済・観光の発展やさらには災害常襲地と言われる阿蘇地域の主要道が被災した場合の代替道路としての役割を果たすことが期待されますので、早期実現による高森町への波及効果も見据えながら実行してまいります。
最後に、私が日頃から信条としております「実行と実現はセット、決めた以上はやりきる」ということを念頭に、引き続き皆さま方にとって今何が求められているか思案しながら各種施策に取り組んでまいります。
町民の皆さまにおかれましては、引き続き感染症対策を心がけていただき、令和6年が皆さまにとって良い年となりますことをご祈念いたしまして、新年のあいさつといたします。
◆新年のごあいさつ
高森町議会議長 牛嶋 津世志
高森町民の皆さま、新年あけましておめでとうございます。高森町議会を代表いたしまして謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
町民の皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、平素より町議会活動に対する格段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年4月に町議会議員選挙が行われ、新たな議員5名が加わり新体制となりました。私は、5月の臨時議会において、議員各位のご推挙をいただき、第21代議長の重職に就任いたしました。身に余る大役でございますが、私が今まで公約としてきました住民と町政の橋渡し役をより一層強めていく所存でございます。
さて、一年を振り返りますと、昨年は新型コロナウイルス感染症の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行し、法律に基づいた外出自粛要請はなくなり、感染対策は個人に委ねられるなど、3年余り続く国のコロナ対策は大きな節目を迎えました。人の流れはコロナ禍以前の日常を取り戻しつつありますが、エネルギーや原材料の価格高騰、円安の影響などにより、町民生活や経済活動は依然として改善の兆しが見えていません。
さらに、想定を超える自然災害に対する防災対策、人口減少対策、教育・福祉の充実など、様々な課題が山積しています。高森町議会としては、様々な町政問題解決に向け、しっかりと議論を重ねるとともに、町民の皆さまの声を町政に反映させるため、議員一丸となって町民の皆さまの期待に応えられるよう全力を尽くしてまいります。
今年は辰年であります。皆さまが「辰」のごとく飛躍する幸多い年でありますようご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
※詳しくは本紙をご覧ください。
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