■ナンバンギセル(南蛮煙管)
ススキの穂が開く頃、ススキやミョウガの根元を見れば、不思議なお花に出会うことがあります。一本の薄ピンクの茎のような柄の先に、うつむき加減な筒状のお花です。全体に緑色はなく、植物らしくありません。それもそのはず、この植物は葉緑素を持っておらず、ススキやミョウガなどの根に寄生することで栄養をもらって生きています。この花が増えることで、寄主が枯れることもあるそうです。万葉集では“思い草”という名前で詠まれています。
・花言葉…「物思い」
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