■ピロリ菌とは?
胃の粘膜に生息している細菌で、ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)といいます。ピロリ菌に感染すると、炎症が起こり、慢性胃炎や慢性胃炎が長期間続き粘膜が萎縮してしまう萎縮性胃炎という状態になります。さらに塩分過多や喫煙などの環境因子が合わさり、胃がんが発症すると言われています。そのため、検査をして除菌することが勧められています。
※ピロリ菌に感染していると必ず胃がんになるというわけでありません。
■胃がんについて
胃がんは50歳前後から、特に男性の罹患率が高いとされています。早期に発見すればするほど、治癒の可能性は高い疾患であり、予防・早期発見のためにもピロリ菌の検査や胃内視鏡検査はとても大切です。
■ピロリ菌抗体検査の費用助成を行います!
今年度より、ピロリ菌抗体検査の費用助成を行います。委託医療機関にて、血液検査もしくは尿検査でピロリ菌抗体の有無(感染しているかもしくは過去感染していたかどうか)を調べることができます。
対象者:高森町に住民票がある、年度末年齢40歳から64歳までの方※ただし、以下の項目に該当する方は対象外となります。
(1)食道、胃または十二指腸疾患の治療中、手術歴のある方
(2)食道、胃または十二指腸に関連する自覚症状のある方
(3)腎不全の診断を受けたことがある方
(4)過去にピロリ菌を除菌したことがある方
(5)過去にピロリ菌の検査を受けたことがある方
実施期間:令和6年6月1日~令和7年2月28日
※この期間で検査を受けてください。事前に役場での申請手続き、医療機関への予約が必要です。
費用:自己負担1,000円
委託医療機関:良見内科医院、渡邉総合内科クリニック、南郷谷リハビリテーションクリニック
申し込み方法及び検査の主な流れ:
(1)役場健康推進課へ電話・メール・窓口いずれかの方法で申し込みをする。
(2)申請書を記入する。(申請書は窓口手渡しか郵送します。)
(3)医療機関へ予約をする。(血液検査か尿検査を選択)
(4)医療機関へ申請書を提出し、検査を受ける。
(5)後日役場から検査結果が届く。
⇒ピロリ菌抗体検査の結果、陽性の場合、除菌治療をおすすめします
除菌治療前に、胃内視鏡検査を実施し、胃炎などの確定診断がなされた場合に、除菌治療が保険適用となります。
除菌治療の詳細につきましては、医療機関にお尋ねください。(除菌治療費用の助成は行いません。)
ピロリ菌抗体検査についてのお問い合わせは、健康推進課国民健康保険係までお願いします。
問合せ:健康推進課国民健康保険係
【電話】0967-62-2910
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