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自治体の皆さまへ

「いつか」は必ず訪れる災害への対策間に合っていますか?

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石川県七尾市

諸外国と比べて、自然災害が多いと言われている日本。台風などによる水害や土砂災害、地震災害など、大昔から自然の脅威と隣り合わせの生活を送ってきました。特に近年では、地震や台風、集中豪雨が頻発し、多くの被害が発生しています。
能登地方では令和2年頃から地震活動が活発化しており、先月5日には珠洲で震度6強を観測した地震が発生し、家屋などの倒壊や破損、人的被害などが生じました。この地震は七尾でも震度4を観測し、大きな揺れに見舞われたのは記憶に新しいところです。
また、これから梅雨入りや台風シーズンを迎え、水害の発生も危惧されます。市では、平成29年8月、平成30年8月、更に昨年8月にも大雨での災害が発生し、住宅の床下・床上浸水や一部損壊、道路の冠水、土砂崩れも見られるなど、大きな被害となりました。
災害は、いつ、どのようなタイミングで起こるか分かりません。災害の規模が大きいほど、行政などによる早急な救助・救援が難しくなるため、日頃からの準備が大切です。被害を少なくするためには、地域で協力して災害に備えることも重要です。普段から、周りの人とのコミュニケーションを密にして、万が一のときにどうするか話し合ってみてはいかがでしょうか。
自分の身は自分で守ることができるように、いざというときの備えを、いま一度見直してみましょう。

■過去の大雨による市内の被害状況(抜粋)

■防災・減災のための主なチェックリスト
□食料や水、生活用品の備蓄
□非常用持ち出し袋の準備
□ハザードマップの確認(災害別)
□危険箇所、過去の災害箇所の確認
□市指定避難所の確認
□地域の一時避難所の確認[本紙P12下段参照]
□避難所までの避難経路の確認
□早めの情報収集[本紙P12参照]
□地域の人との日頃からのコミュニケーション
□地震/家具の上に危険なものは置かない
□地震/家具が転倒しないように固定する
□洪水/家のまわりの点検・整備(排水路など)
□洪水/土のうの準備

■頻発する地震への備え
近年、能登地方で多くの地震が発生している中で、5月5日には珠洲で震度6強を観測し、家屋の倒壊や家具の転倒、人的被害など多くの被害が出ました。
いつ起きるか分からないのが地震です。いざというときに備えて、事前に対策をしておきましょう。

▽地震への基本的な備え
・手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを置いておく。
・家具が転倒しないよう、家具は壁に固定する。
・寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かない。
一覧については本紙をご参照ください
※なるべく背の低い家具にしたり、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう家具の向きや配置を工夫する。

▽緊急地震速報を聞いたら
「緊急地震速報」は、地震による強い揺れが来ることを、携帯電話や屋外スピーカーなどを通じて皆さんに素早くお知らせする情報です。「緊急地震速報」を見聞きした場合は、周りの人にも声を掛けながら、慌てずに身の安全を確保しましょう。
※緊急地震速報は、能登地方で震度4以上のときにお知らせが流れます。
家庭では:
・頭を保護し、丈夫な机の下などに隠れる
・慌てて外に出ない
・無理して火を消そうとしない
自動車運転中では
・ハザードランプを点灯し、道路の左側に停止する
・急ブレーキはかけず、緩やかに速度を落とす
人が大勢いる施設では
・係員の指示に従う
・落ちついて行動する
・慌てて出口に走り出さない
屋外では:
・ブロック塀の倒壊などに注意
・看板や割れたガラスの落下に注意
山や崖付近では:落石や崖崩れに注意

問合せ:防災交通課
【電話】53-6880

▽もし被害に遭われたら(罹災(りさい)証明の発行)
住まいが被害を受けたときは住まいの被害状況を写真に撮っておきましょう。市(税務課)から罹災証明書を取得して支援を受ける際や、損害保険を請求する際などに役に立ちます。
屋外(家の外)の写真の撮り方のポイント:
・4方向(正面、左側面、後面、右側面)から写真を撮影しましょう。
・被災した場合、被災した状況が分かるように、メジャーを当てながら計測をしている写真のほか、全体図や数値などの判断できる拡大画像を撮影しましょう。
屋内(家の中)の写真の撮り方のポイント:被災した部屋ごとの全景写真と被害箇所を拡大した写真を撮影しましょう。

問合せ:税務課
【電話】53-8415

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