令和5年度は、物価高騰の影響を受ける市民や事業者への支援などを継続的に行い、第2次総合計画の5カ年目として、「SDGs未来都市に向けたまちづくり」の実現に向けて各施策に積極的に取り組みました。
また、令和6年能登半島地震の発生後は、早期復旧に向けての災害対応を最優先に取り組みました。
一般会計の歳入は、376億4,184万7千円で、歳出は340億4,008万7千円です。歳入から歳出と令和6年度への繰越財源4億4,596万円を差し引くと、令和5年度の実質収支は31億5,580万円となりました。
一般会計決算を年収480万円(月収40万円)の家庭の家計簿で例えると…
■令和5年度に行った主な事業
I.令和6年能登半島地震への対応
▽災害復旧の推進(10億4,830万円)
早期復旧に向けて応急対策、復旧工事などを行いました。
▽災害廃棄物の処理対策(4億3,008万3千円)
災害廃棄物の処理や仮置場の整備・運営などを行いました。
▽災害救助の実施(1億2,836万9千円)
避難所運営や総合支援窓口の開設などを行いました。
II.市民総ぐるみの子育て環境の充実・強化
▽学校給食費の無償化(1億7,794万2千円)
市内在住の保護者を対象に、小中学校などの児童生徒にかかる学校給食費を全額助成しました。
▽園児のおむつなどを無償提供(1,396万6千円)
市内認定こども園などの0~2歳児クラスにおむつとおしりふきを用意しました。
▽第2子以降の保育料の一律無料化(3,946万2千円)
保護者の所得を問わず、第2子以降の保育料を無料化しました。
▽私立保育園などの施設整備を促進(1,608万4千円)
認定こども園ひまわりと和倉こども園の施設整備を支援しました。
▽市内小中学校の空調整備(3,890万9千円)
市内小中学校12校の特別教室などのエアコン新設工事に向けた実施設計を行いました。
III.新たなヒト・モノ・カネの流れの創出
▽「君は放課後インソムニア」活用事業(2,378万9千円)
七尾市が舞台の漫画「君は放課後インソムニア」を活用したプロモーション活動を行いました。
▽健康増進センターアスロンの改修(4億1,617万9千円)
施設の大規模改修を行いました。
▽いしかわ百万石文化祭2023の開催(1,835万3千円)
無名塾+市民合同公演「等伯-反骨の画聖-」などを行いました。
IV.地域産業の下支えと働く場の確保
▽ふるさと融資による無利子貸付(7億円)
ふるさと財団の制度を活用した民間事業者への設備投資資金の貸し付けを行いました。
▽イノシシなどの鳥獣被害対策(2,520万5千円)
焼却施設の管理運営やイノシシ捕獲奨励金、イノシシ埋設事業、狩猟免許取得への助成などを行いました。
V.安全、安心で豊かな地域社会の構築
▽省エネ設備の導入の促進(1,469万8千円)
市内中小企業者などの省エネ設備整備を支援しました。
▽省エネ家電の購入の促進(1,873万円)
省エネ効果の大きい家電購入を支援しました。
▽キャッシュレス決済ポイント還元事業(1億4,871万9千円)
キャッシュレス決済によるポイント還元事業(第5弾)を行いました。
▽水道料金(基本料金)の免除(5,917万円)
令和5年4月分から6月分までの基本料金免除を行いました。
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