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自治体の皆さまへ

市長のよもやま話Vol.34茶谷義隆

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石川県七尾市

■新たな4年間のスタート
この度の市長選挙で当選させていただき、11月7日より新たに4年間の市政を担うこととなりました。市民の皆さまにおかれましては、引き続きよろしくお願いいたします。
選挙期間中、あらためて市内全域を回り、被災の状況を確認しました。解体は進んできているものの、まだまだ倒壊した建物があちこちに見られ、復旧・復興に向け、さらに加速する必要性を感じました。
仮設住宅に入居している人々の次のステップをいかにするか、どうしたら早く日常の生活を取り戻せるかが、1番の課題であると感じました。
次のステップとしては、住宅ローンなどにより自力で再建する、今後建設される災害公営住宅などに住む、仮設住宅として使用しているモバイルハウスやムービングハウスなどを移設し、恒久住宅として住むなどさまざまな選択肢があり、日常生活を送るためにどのようなライフスタイルを選択するかが重要となります。
一方で重要となるのが生業の再建です。すでに事業再開している事業者もいれば、再建の準備、店舗などの建替えを余儀なくされている事業者もおられます。震災を機に業態を変更したり、新たな販路拡大に取り組んだりしている事業者もおられます。従来の業態にこだわらず新たなビジネスチャンスと捉えることもできると思います。
生業の再建で最重要視されるのは、やはり和倉温泉であり、和倉温泉に関わる事業者です。第1次産業からサービス業まで幅広い分野の事業者が関係しており、1日も早い復旧が求められます。
復旧には相当の期間を必要とする事業者もありますが、それまでに和倉温泉の灯を消さないことが大切であり、10月に開催された「よさこい」や今後設置される仮設店舗での集客など、多くの人でにぎわう取り組みに対し支援していくこととしています。
いずれにしても官民が連携し、七尾市が一丸となって震災の復旧・復興に取り組む必要があり、市長として、そのかじ取り役を担ってまいります。

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