■能登七尾の復興に向けて(1)
今年は青柏祭の「でか山」運行は残念ながら中止されましたが、能登島向田の「火祭」や石崎「奉燈祭」はさまざまな制限の中で盛大に実施されました。中島のお熊甲祭も開催される予定です。七尾が誇る四大祭りすべての開催は叶いませんでしたが、着実に復興に向けて「七尾のまち」が動き出していると感じています。
昨年、「君ソム」でにぎわった7月の「七尾港まつり」は中止となったものの、駅前パトリアの屋上で大黒摩季さんほか有名アーティストによるコンサートが開催、花火の打ち上げも行われ、いつもと違ったお祭りムードとなりました。
また、驚いたことに東京タワー近くの増上寺で8月30日~31日、復興応援「七尾港まつり in Tokyo」が開催され、能登七尾を応援する多くの参加者でにぎわいました。
このように従来のお祭りやイベントとは異なっても、今回の震災でつながった多くの人々のお力添えにより、今まで以上の七尾らしいにぎわいが広がりつつあります。
創造的復興に向けてプランを策定していますが、大きく分けてインフラや設備などのハード面の復興と市民生活や人とのつながり、交流などソフト面の復興があると考えています。ハード面の整備には時間がかかると思いますが、まずは、市民やその関係者が将来に向けて夢や希望を持てるソフト面での復興に向けて、さまざまな事業に取り組むことが重要だと思います。
能登に、七尾に来れば、楽しいことワクワクするようなことがたくさんある、そのような「まち」にしましょう!
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