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石崎奉燈祭 復興を願い大奉燈が舞う

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石川県七尾市

8月3日、七尾四大祭りの一つ「石崎奉燈祭」が開催され、高さ約13メートルの大奉燈の乱舞とともに威勢の良い掛け声が漁師町にこだました。海の男たちは大漁と震災からの復興を願い町内を練り歩いた。
元日の地震は石崎町にも大きな被害を与え、道路の隆起や家屋の被害などが多数見られた。このため、今年は巡行場所を県漁協七尾支所の駐車場や周辺道路に変更し、例年より規模を縮小。西二区が参加をやむなく断念したため奉燈5基での巡行となったが、年に一度の祭りに海の男たちは血をたぎらせた。
炎天下の中、東一区の奉燈を先頭に動き出すと、太鼓や鉦(かね)、笛の音に合わせて男たちの掛け声が響き渡る。その姿を一目見ようと集まった見物客を前に、男たちは大粒の汗を流しながら乱舞を披露し、会場を熱気に包んだ。
日が落ちても男たちの勢いは衰えない。灯りがともされ、武者絵や大書の墨字が浮かび上がった奉燈は、たくさんの見物客を従えて練り回る。男たちは「サッカサイ」と声を張り上げ、復興への思いを胸に奉燈を乱舞した。

■実行委員長 土倉和紀さん
震災後の厳しい状況の中で、「どうしたら祭りができるか」と実行委員会で模索し、町のために活気ある祭りができればと思って臨みました。
町の人が一生懸命になって準備に取り組む姿から「祭りを待ち望んでいた」という思いが伝わり、感動しました。祭りをやって良かったと強く思いました。

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