10月KMC院長室から(お話をしに行きます)

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加賀市医療センター病院長北井です。今回は私どもからのお願いです。皆さんにお話をする機会をぜひともいただけたらと思っています。救急外来で診察していますと、『もう少し医療知識があればここまで病気が進まないのになぁとか、もっと早くに来ていれば使える薬があるのに』と感じることがあります。昔はある医師の前に座って、診立て通りの特別な秘薬で治ったかもしれません。今は病気が細かく診断され、この検査データの病期の人はこの治療が効果と副作用のバランスが一番よいと医療者がわかっているのです。私もよく患者さんに『世界標準の治療をします。』と宣言しますが、まんざら嘘ではなく、ガイドラインが確立した治療を世界中の専門医が応用しているのです。じゃあ、医者不要でコンピューターさえあればよい?でもやっぱり治療法をわかりやすく説明して、副作用がでたら一緒に心配してくれる人が必要でしょう。病気を治すのは患者さんと医療者のチーム作業です。ときどき仲間割れする患者さんがいるので困ったりしますが、そんなお話を是非とも皆さんの近くでしたいと思っています。お題はお任せします。沢山の講師が院内にいます。認知症でも膝関節手術でも高血圧の食事療法でも結構です。10人以上集まる会があれば、当院の地域連携センターに『まちあい室講座希望(地域連携センター【電話】0761-76-5132)』と連絡をください。もちろん無料です。お気軽に。