笑う門には福来たる～加賀市で青春～VOL.7

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■野良猫に目を向けられる人が増えますように
北川依子さん
instagram：@jujubtea
加賀市を拠点に薬膳アドバイザーとして薬膳茶の卸売り販売や、加賀市と台湾をつなげるコーディネーターをされている北川依子さんは、野良猫に幸せになってほしいという一心で、山中温泉地区の保護猫活動に尽力いただいています。昨年移住されたときに野良猫の多さに気づき、自分が今行動しなければと思い、活動を個人で始められたそう。
猫は年に3回、1回につき約6匹も繁殖できます。しかし、飢えや交通事故で、成猫になれるのは通常わずかと言われています。この現実を辛く感じ、猫たちが幸せに生きていくためにも、成猫にはTNR活動(※1)を行い、子猫は保護して里親を探すことが最適だと感じ、北川さんは活動されました。「野良猫の数の把握から始まり、地域のみなさんからの情報収集や、不妊去勢手術にかかる資金繰りなど、不安や大変なことばかりでしたが、地域にいた25匹の成猫の不妊去勢手術と14匹の子猫の保護が無事完了し、ほっとしています」と話してくれました。
「野良猫問題は地域住民で取り組むことが1番の解決策で、保護猫活動に立ち上がる人が1人でも増えたらと思いますし、もし自宅に猫を迎えようとしているときは保護施設からの引き取りも考えてみてください」と、北川さんは願います。
野良猫に困っている人は今年の春に市にできた保護猫団体や環境課に相談して欲しいですし、野良猫の不妊去勢手術をして元に戻した後、地域猫として地域のみんなで可愛がってあげられたらより一層素敵になりますねと語ってくれました。
※1：TNR活動とは、不妊去勢手術を行い、元の場所へ戻すこと