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自治体の皆さまへ

介護の仕事、若手職員にリアルを聞きました。

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石川県加賀市 クリエイティブ・コモンズ

小池譲さん
職種:介護職員
所属:医療法人社団修和会葵の園・丘の上デイケアセンター
勤務年数:5年

森廣千尋さん
職種:准看護師
所属:医療法人社団加賀白山会かがやきデイサービスセンター
勤務年数:8カ月

吉野碧さん
職種:介護福祉士
所属:医療法人社団長久会加賀のぞみ園
勤務年数:7年

市は、令和5年度に「介護サービス供給量調査」を市内介護事業所へ実施しました。調査の結果からも、20歳・30歳代の職員の割合が少なく、介護の現場で若い世代の職員確保が喫緊の課題となっていることが明らかとなっています。
質の高い介護サービスの提供を持続的に実現するためには、本人の思いに寄り添い、その人らしい生き方を支えていく姿勢はもちろんですが、後継者育成のためにも、若い職員の活躍が不可欠です。
介護職は多くの人と接する仕事であり、感謝の思いを聞く機会が多いことから、やりがいや働きがいを持って働いている人がたくさんいます。また、資格取得により段階的にキャリアアップを目指すことで自身の成長を実感することができます。
そこで、市内で活躍する若手介護職員3人に、介護の仕事の経験談や、やりがい、楽しさなどの介護の魅力を語っていただきました。

■介護の仕事をしようと思ったきっかけを教えてください。
小池:僕はおばあちゃんっ子で、高齢者の方々と関わることが好きなので介護職を選びました。
森廣:職業訓練制度を2年前に活用して准看護学校に通い始めました。学生として看護実習に行かせていただいた中で、より継続的な支援でご家族の介護負担を軽減したいと思い志望しました。
吉野:通っていた高校が看護科で、老年実習があった時に高齢者の方々とコミュニケーションをとることが好きだと気づき、近くで寄り添える介護職を選びました。

■資格はお持ちですか?
小池:資格を持っていなくても働けますが、今後勉強して取りたいと思っています。
吉野:介護福祉士の資格は、3年働いた後に実務者研修に行き、勉強して取得しました。
森廣:学校で准看護師の資格を取得しましたが、介護系の資格は持っていないので、将来的に取得したいと思っています。
市:市では、介護職の初任者研修に最大5万円の補助を行っていて、実務者研修では最大10万円の補助を行っています。また、資格試験の受験料として最大3万円の補助を行っていますので、ぜひご活用ください。
森廣:どこか学校に通うのですか?
市:初任者研修や実務者研修ではスクーリング(通学)があります。研修修了後、3年以上の実務経験を経て国家試験である介護福祉士を受験できます。

■働いていてどうですか?
小池:施設がコンパクトなので、利用者様と距離が近いです。名前を覚えてもらえたり、毎日会話ができることがやりがいであり、介護職の魅力ですね。
森廣:認知症の方々と接するときは、毎日・毎回が初めましてなので、自己紹介から始まるのですが、その度にフレッシュな気持ちになり、「今日も1日頑張ろう!」と明るい気持ちになれます。
吉野:利用者様が元気になり、望む生活の場に戻って過ごせるようになることが嬉しいです。なかには、施設で最期を迎える利用者様もおられ、その方をご家族と一緒に看取り、立ち会えることは素晴らしいことと感じています。また、職場の先輩に気軽に相談できる環境があり、仲良く頑張れています。

■最後に、介護職を目指す人へメッセージをお願いします。
小池:介護職は、モノではなく人と関わることができる喜びが多い職業です。楽しみながら一緒に頑張りましょう!
吉野:やりがいがたくさんあるお仕事なので、何の職に就こうか迷っている方は、一度介護職を選んでほしいです!資格は、介護職に就いた後にとることができたので安心してほしいです。
森廣:介護職は大変なことも多いですが、利用者様やご家族を支えることができる将来的に需要が高い仕事だと思っています。加賀市にも多くの種類の介護事業所があるので、皆さんが自分に合った職場を見つけ、自分に合った働き方ができるよう願っています。

問合せ:介護福祉課
【電話】0761-72-7853

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