令和5年11月9日に株式会社長工の田中康雄会長より、加賀市に対し、「地域未来型まちづくり」で地方創生のモデルを目指す加賀温泉駅南地区開発事業に関する構想が提案されました。
■加賀市が目指す姿
市は、加賀市医療センターから国道8号にかけての加賀温泉駅南地区で、先端技術を活用した新しいサービスや体験ができ、単なるモノを売る施設ではなく交流の場として持続可能で、若者や子育て世代が集い、市民や観光客などでにぎわい楽しめる未来型商業エリアの実現を目指しています。
問合せ:未来型商業地整備室
【電話】0761-75-7368
■提案概要
提案いただいた構想は、加賀温泉駅南側の加賀市医療センターから国道8号までのエリアにおいて、「人と暮らしの未来への懸け橋」となる「交通」、「観光」、「環境対策」、「安心・安全」、「新産業創造」、「生活」の6つの拠点化によるタウンセンターの実現を開発コンセプトに掲げています。
デジタル技術等の先端技術を導入した多様な施設の誘致、整備により、新たな価値を創造し続け、市民、来訪者に魅力的であり、幸福に出会える可能性を感じられる未来型タウンの創造に向けて取り組むものです。
本事業は、地方創生のモデルとなる地域未来型のまちづくりを目指します。
■開発方針
構想説明の中で株式会社長工は加賀市医療センター寄りの約20ヘクタールを、人流・物流・情報の交流結節点の役目をになう加賀温泉駅南地区開発の核となる第1期開発エリアとして、優先して開発を進める意向を示しました。
■第1期開発エリアのイメージ
商業・観光・公共関連の複合型エリアの整備を目指しています。誘致施設のイメージは、有事対応型のビジネスホテルや生活者サポートを目的とした地域密着型ショッピングセンター、アウトレットモールなどの広域観光集客型商業施設、地域産業活性化を目的とした産直マーケットのほか、地域住民サービスなどの公共的機能が考えられています。
■開発スケジュール
第1期開発エリアの開発は、地権者や関係する皆様のご協力をいただき、通常は7~8年かかるところ、何とか5年を目途に進めていきたいと意気込みを語られました。
■加賀市にもたらされる効果
本構想の実現により、観光客の増加や新たな雇用の創出、地域のイメージアップによる経済の活性化、固定資産税等の税収の増加などさまざまな効果が期待されます。
■加賀市の方針
市としては本開発により加賀温泉駅前に賑わいが生まれ、市全体に波及効果が広がることを期待しており、開業による周辺道路の混雑解消のためのインフラ整備など、協力していきたいと考えています。
■加賀温泉駅周辺の歴史
昭和19年 作見駅開業
昭和45年 加賀温泉駅に駅名を改称
平成7年 駅前広場の拡張
平成9年 加賀温泉駅前商業集積(市美術館、アビオシティ加賀がオープン)
平成28年 加賀市医療センター開院
<この記事についてアンケートにご協力ください。>