笑う門には福来たる～加賀市で青春～VOL.9

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■地域に必要な存在の消防団。一緒に活動できる日を楽しみにお待ちしております。
南香名さん
加賀市の消防団員は男性373人、女性8人と女性が少ない現状です。今回、山中第三分団で9年間活躍されている南さんにお話しを伺いました。南さんは、消防団が町に貢献できる存在だと知り憧れと興味を持ち入団されました。入団当時、加賀市には男性の消防団員しかいませんでしたが、みなさん温かく受け入れてくれたそうです。
日々の活動では、女性ならではの視点も生かして現場で活動されています。実際の応急処置講習で出向いた時は、本職である看護師や母としての経験を生かして対応され、親御さんから「女性がいてくれて良かったし、相談できて安心できた」と言われて嬉しかったそうです。
出動時には危険を伴う活動もあるため、帰宅するまで家族に心配をかけることもありますが、家族の理解と支えがあるから消防団員を続けられているそうです。消防団員として活動することは、自分たちが住む町の減災、被害拡大を阻止することにもつながり、これからも貢献したいと強い意志をお持ちです。
全国には約27,000人もの女性消防団員が活躍しており、女性ならではの視点や、細やかな気配りなど、女性の活躍も求められる時代になってきています。加賀市の女性団員も増えてほしいですし、消防団員が年々減っているので、職種や年齢、性別を問わず一緒に活動する仲間が増えたら、より暮らしやすい町になると感じていますと笑顔で話してくれました。