躍進の新年。北陸新幹線開業と挑戦、未来への一歩

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加賀市長　宮元陸

新年あけましておめでとうございます。

令和6年が始まり、私たち加賀市民にとっては待ちに待った瞬間が迫っています。北陸新幹線加賀温泉駅の開業を迎えるこの年、私たちは一丸となって歓迎の気持ちを込め、新たな時代の扉を開くことになります。
昨年11月には、「北陸新幹線加賀温泉駅開業記念まつり」を盛大に開催しました。市民の皆様が参加し、提灯行列や夜空に浮かべたスカイランタンで加賀温泉駅の開業を祈念しました。「加賀未来市.」では食やステージイベントを行い、市全体が一体となり、開業に向けた機運が高まりました。この熱気あふれるイベントは、私たち市民が新しい時代への期待と希望を共有し、未来への一歩を踏み出す重要な瞬間となりました。加賀温泉駅が開業した際には、多くのお客様を市全体で温かくお迎えし、地域の魅力を存分にアピールしていきたいと心から願っています。
一方で、私たちが直面している最大の課題は人口減少です。平成26年には、日本創生会議から金沢以南で唯一の消滅可能性都市に指摘されました。市長に就任して10年、この大きな課題に向き合い、全力で取り組んできました。子育て支援では、子育て世帯の負担を軽減するためのさまざまな施策を展開し、県内トップクラスの充実した支援を提供しています。新たな産業創出に向けたスマートシティの取り組みでは、国家戦略特区の「デジタル田園健康特区」として、国とともに規制改革を推進し、世界で一番ビジネスしやすい環境の構築を目指しています。人材育成では、従来の画一的な教育から脱却し、個性を伸ばす新しい教育を進め、将来を担う若い世代の成長を支えています。これらの取り組みは、加賀市が「挑戦可能性都市」への転換を果たすための堅実な一歩となっています。

これからも市民の皆さまとともに、地域社会の発展と未来への挑戦を進めてまいります。新しい年が、皆様にとって希望に満ち、充実したものとなりますよう心よりお祈り申し上げまして新年のごあいさつとさせていただきます。