令和6年8月28日、「加賀市ライフデザイン推進機構」が設立しました。
加賀市では、これまで子育て支援策や移住定住対策、働き先の確保、教育支援など、人口減少対策に積極的に取り組んできました。
こうした取り組みは、加賀市における人口の社会減が改善されるなど一定の効果が出てきているものの、人口減少に歯止めがかかっていない状況です。
このような状況の中、加賀市内の産業団体や市民団体等で組織する「加賀市ライフデザイン推進機構」を設立し、人口減少や、少子化という地域課題に対し、官民が連携して、加賀市で就職、結婚、出産等のさまざまなライフデザインが描けるような環境の構築を目指します。
■加賀市の現状
2014年に消滅可能性自治体として指摘された加賀市。近年人口減少や少子化が顕著にみられ、今後もさらなる減少が予想されています。
原因のひとつとして挙げられるのは、子育て期の若年層が就職や転勤、仕事等の理由で加賀市から流出してしまっていることや、未婚化、晩婚化が進んでいることが挙げられます。
人口の推移
※各年1月1日時点の人口(外国人を含む)
婚姻・離婚件数の推移
※各年1月~12月の件数
自然動態の推移
※各年1月~12月まで(外国人を含む)
■目指す姿
若者の生活や健康に向き合うために必要な知識や技術の習得や働き方、子育ての支援を進めることで、それぞれに合った将来のライフデザインを考えられる魅力ある地域とするとともに、市内外への積極的なプロモーションや移住、定住策を強化することで、社会意識の醸成をたかめ、就職、結婚、出産等のさまざまなライフデザインが描けるような環境の構築を目指します。
■今後の取り組み
「※プレコンセプションケア」、「労働」、「子育て」の3つの分野に分け、市の政策と連携しながら、具体的な取り組みを進めていきます。
また、市内外へのプロモーションを行うとともに、移住定住に向けた取り組みを強化していきます。
※将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと
1.プレコンセプションケアの推進
若い世代の男女の健康を増進させ、より質の高い生活を実現してもらい、健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、晩婚化や少子化の改善に取り組みます。
2.正規雇用や就労環境の改善
子育てがしやすいように、短時間労働等の多様な働き方ができる正規雇用を促進します。
3.子育て世代の支援
子育てが楽しいと思えるような機運の醸成をもたらし、若者を含めた子育て世代向けの住宅環境を整備します。
■「加賀市ライフデザイン推進機構」参加団体
・加賀市
・加賀市各種団体女性連絡協議会
・加賀市女性協議会
・石川県助産師会
・加賀商工会議所
・加賀商工会議所青年部
・山中商工会
・加賀青年会議所
・連合石川かが地域協議会
・加賀市内福祉施設長会
・NPO法人かもママ
・みらい子育てネット加賀市地域活動連絡協議会
・加賀市育児サークル連絡協議会ぴよぴよ・かが
・加賀市青年団協議会
・石川県宅地建物取引業協会
・加賀市まちづくり推進協議会
・加賀市区長会連合会
<この記事についてアンケートにご協力ください。>