■加賀梨の新たな担い手として、20代の2人が日々奮闘中
小峠銀次さん
水田芙実さん
加賀梨の産地である小塩辻に地域おこし協力隊として小峠さんと水田さんが着任しました。お二人は岐阜県で同じ農業系の会社に勤めていて、将来的には果樹で独立をしたいと考えていました。全国の果樹産地を探す中で、加賀市の「梨」農家に関する記事を見かけ、加賀市を訪問。農家や市職員との出会いの中で、産地を挙げてサポートしてくれる体制に感銘を受け、移住を決断されたそうです。
「加賀梨は甘くて、びっくりするくらい美味しいんです」と魅力を語る2人は、今シーズンの収穫を終えて、花が咲く前、実がなる前から1つ1つの行程を丁寧に行うことが美味しさにつながっているのだと感じています。小峠さんからは「実家に加賀梨を送ったら、愛犬はもう他の産地の梨は食べてくれないんです」とほっこりエピソードも。受け入れてくれている加納梨園の加納さんもとても優しく、何でも丁寧に教えてくださり、充実した1年目を過ごせたそうです。1シーズンを終えて、ほっとした表情で、少し余裕があるタイミングで、加賀市のスポットを巡りたいと話します。
移住してからようやく1年を迎えようとしており、加賀市での暮らしも快適に感じているそうです。これからも産地でのサポートを受けながら、3年後の独立を目指して、二人三脚で取り組んでいます。
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