■蓮如と瀬越町の由来
蓮如上人は、浄土真宗の祖・親鸞聖人の教えを誰もがわかるようにと御文(おふみ)を書き残しました。御文には大聖寺の町がいくつか登場します。その中のひとつ、瀬越町の町名の由来を紹介します。
御文の一文に「越前ノ国加賀ザカヒ、ナガエ・セゴエノ近所ニ細呂宜郷ノ内吉崎トヤランヒイテ」と記され、中世には「セゴエ」と呼ばれていたことがわかります。瀬越は越前吉崎(現在の福井県)から分離して大聖寺川の瀬を越えて村が作られていったという伝説が元になり「瀬を越える」で「瀬越」になったという説もあります。
蓮如上人は海陸交通の拠点であった瀬越を経由して、時には大聖寺川を渡り加賀地域の人々に正しい浄土真宗の教えを説いていったのでしょう。
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