文字サイズ
自治体の皆さまへ

vol.12加賀市教育委員会より

8/29

石川県加賀市 クリエイティブ・コモンズ

多様な学びの場や居場所を作っていきます
「加賀市不登校支援プラン」により不登校の子どもをサポートします

■加賀市不登校支援プラン
令和6年4月に「加賀市不登校支援プラン」を策定しました。子どもの「社会的自立」を第一に考え、学校内だけでなく、学校外においても福祉や地域と連携しながら、多様な学びの場や居場所を作っていくことで、学校に足が向かない児童生徒をサポートしていきます。

■不登校の現状について
文部科学省の令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果では、不登校児童生徒数が過去最多となっています。
加賀市でも全国や石川県と同様に、不登校児童生徒数は増加しており、令和4年度は、小学校で2.1%(59人)、中学校で5.9%(93人)となっています。(下図)

市内不登校児童生徒の割合
不登校になる要因は様々ですので、一人ひとりの悩みや特性に応じた、きめ細かな対応が求められています。

■昨年度における取り組み
ちょっとした悩みや不安などについて、1人1台端末を利用して、気軽に相談できる「チャット相談ブリッジ」を導入しました。精神保健福祉士や元家庭訪問相談支援員などの専門の相談員が対応しています。また、子どもだけでなく保護者も匿名で相談できます。
学校に行くことができるけれども教室に入ることが難しい子どもたちが安心して通え、自分のペースで学習等を進められるように、学校内にスクールサポートルーム(通称:SSR)を設置しました。

■今年度の取り組み
SSRの設置を3校から15校へ拡充し、安心して学校に通える環境を整えていきます。教育総合支援センター(旧三木小学校)内の旧のぞみ教室を「Being(ビーイング)」としてリニューアルし、これまで以上に、子どもたちが個々に応じたペースで活動や学習ができるよう進めていきます。また、「Being」のサテライト施設として、市内6か所ある「児童センター」にも通うことができるよう体制を整えます。子どもたちにとって適切な学び場や居場所を増やせるよう地域のNPO等との連携を進めていきます。

■不登校に関する相談先
教育総合支援センターは学校に気持ちが向かなくなっている子どもたちを支援する専門機関です。不登校・長期欠席の子どもたちの状況を把握しながら、支援を必要とする子どもたちとつながり、学校内外のサポートを橋渡しする機関です。スクールソーシャルワーカーも在籍していますので、子どもが学校に行くことにハードルを感じている時など、まずはお気軽にご相談ください。

問合せ:教育総合支援センター
【電話】0761-73-0118

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU