令和6年6月15日に行われた、「加賀青年会議所60周年記念式典・祝賀会」にて、市内各地域の青年団が一堂に会し、力を合わせ、ひとつの獅子舞を参加者の前で披露し、イベントを盛り上げました。
■加賀市青年団とは
市内の若者たちが一致団結し、“若者”だからこその、みなぎる活力や行動力を武器に、地元である“加賀市”の活性化のため立ち上がった団体。
団体名称:加賀市青年団協議会
構成:市内の青年団および青年(18歳~40歳)
設立目的:
自分たちが暮らす地域が直面している課題に立ち向かい、将来の地域の姿を描いていくのも、私たち「若者」の責任だと考えています。
「若者」が地域の課題に対峙し、解決の方法を模索し、行動していくことで、より住みやすく、活力に満ちた魅力ある地域にしていくことを目的としています。
目指す主な活動内容:
・人口減少への取り組み
・雇用の創出への取り組み
・地域防災活動及びボランティア活動
・次世代を担う青年層の育成
令和6年6月1日、市内の若者たち約80人が一斉に集結し、加賀市青年団協議会設立総会を行いました。
問合せ:【電話】080-4256-9706(会長 今井)
■加賀青年団協議会について
加賀市青年団協議会会長 今井拓哉さん
令和6年能登半島地震で加賀市にたくさんの二次避難者がいることを知り、何か力になれないかと考え、二次避難先の旅館で炊き出しをすることを決めました。自分たちのまちの青年団だけでは、限界があったので、各町の青年団を中心に声をかけたところ、100人以上が集まってくれました。若者が集まって、ひとつになることでより大きな力になることを感じましたし、加賀市に住む若者にも「熱意」があるのだと実感しました。
このことがきっかけで、加賀市の若者がひとつになれる団体として、「加賀市青年団協議会」を立ち上げることとなりました。同じ思いの人がたくさんいてくれたおかげで、加賀市青年団協議会設立のタイミングでは、100人以上の方が会員となってくれています。男女問わず、18歳〜40歳までの人であればどなたでも参加いただけますので、お気軽にお問合せいただけたらと思います。
人口減少が進むことで、若い人も減り、人手不足などさまざまな問題が出てきています。
若い世代が未来の加賀市をつくっていくという意気込みで、今後も加賀市を盛り上げていくための活動を行っていきたいと思います。
■加賀青年団協議会×今回のイベントについて
公益社団法人加賀青年会議所第60代理事長 北村浩太郎さん
今井会長が我々加賀青年会議所メンバーということもあり、立ち上げからその活動はお聞きしていました。同世代の若者が地域の壁を超えて立ち上がることは、加賀を心一つにすることへの大きなきっかけとなると考えており、市内外から多くの来賓が集まり当会議所創立60周年祝賀会の場で披露していただくことが大きな周知になると考え、お声かけさせていただきました。
私自身山中温泉出身で山中青年団の獅子舞は馴染みがありますが、市内の獅子舞が一堂に会する姿はそれぞれの個性も感じられ、新たな加賀の魅力につながると感じました。練習段階から当日まで、各地の青年団の皆様が、真剣に楽しみながら獅子舞に臨む姿が印象的でした。来賓からも「これは素晴らしい取り組みだ」という声も多くいただき、新たな加賀の魅力としてのインパクトを与えることができたのではないかと感じます。
人口減少、少子高齢化が叫ばれる中で、地域の伝統を守り繋げていく気持ちを持つ若者がこれだけ多くいることを市内外に知っていただきたいし、これを見て賛同いただける若者がより多く増えることを祈念しております。そして、若者から加賀を盛り上げるムーブメントを創り出すことをご期待申し上げます。加賀青年会議所としましても、加賀青年団と協力体制をとりながら、加賀の地をより良くしていく運動を続けていきたいと考えています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>