■市民のために、人助けのために
塩浜節子さん
昨年10月、加賀市消防本部に高規格救急車を寄贈された塩浜節子さん。高度な救命活動が行えるこの救急車は、現在山中分署で使用されており、市内の救命活動において日々活躍しています。
塩浜さんは、市内で56年間地域に愛された歯科医院を開き、2年前に亡くなった、夫である敏夫さんが生前口にしていた「生涯現役。市民の方のために。」という想いを受け継ぎました。昔から「人助けのために何かできたら」と考えていた塩浜さんは、ある日テレビ番組で他県の方が救急車を自治体に寄贈しているのを見て、市消防本部へ問い合わせ寄贈を申し出ました。
救急車には塩浜さんご夫婦のお名前と、敏夫さんが好きだった白山、柴山潟、浮御堂、噴水、桜の情景が描かれており、お二人の「市民のために、人助けのために」という想いがデザインに込められています。
最後にこの救急車に対する想いを尋ねると、「小さい子どもから、高齢者まで男女問わず助け、これからもずっと活躍してほしいです」と優しい笑顔で話していました。
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