4期目のまちづくりに向けて

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前哲雄町長の4期目がスタートしました。今後の町政運営に向けた思いをお聞きしました。

川北町長　前哲雄

▽4期目に向けて
この度の町長選挙においては、多くの町民の皆さまからの温かいご支援のもと、無投票により、引き続き町政の舵取りを担わせて頂くこととなり、その責任の重さを痛感致しております。
今後とも、皆さまから寄せられました期待に応えるべく、これまで取り組んで参りました川北町長前哲雄「子育て支援」や「福祉と教育」の充実は素より、「生活環境の向上と定住化」や、「安全・安心の確保」、「産業の振興」などの施策を確実に進め、町民の幸せと町政の発展のため、全力を尽くして参ります。
前任期中は、新型コロナ感染症対策が、施策の中心でありました。町民の皆さまの命と健康を守るため、多くの方々の協力により、ワクチン接種体制をいち早く構築することが出来ました。また、家計支援や事業者の経営継続のため、様々な事業にも取り組みました。コロナ禍で多くの行事が中止となり、大変さみしい思いもしましたが、5月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたこともあり、地域活性化に資する様々な取り組みを進めていきます。

▽多目的運動公園(仮称)を整備
現在、川北町の最大の事業は、多くの皆さまからの要望により進めている、多目的運動公園(仮称)の整備であります。面積は2.8haで、芝生公園や100m走路、ジョギング・ウォーキングコース、複合遊具などを整備します。令和4年度で造成工事が完成し、今年度は、芝生の植栽や管理棟の建設など実施し、令和6年3月の完成予定です。町民の皆さんの健康づくりの場、ふれあいの場として、大いに活用して頂きたいと思います。また、ふれあい健康センターや総合体育館、サンアリーナ、産直物産館など周辺施設とも連携して、賑わいの創出と地域活性化に、より一層貢献することを期待しています。現在、この公園の名称を募集しています(6月16日まで)ので、皆さんから親しまれる素敵な名前を付けて頂きたいと思います。

▽定住化の促進
サンハイム三反田(昭和62年完成)の建て替えにも着手しています。今後、現在の建物を解体した後、建築工事を実施し、令和6年度末までに完成。令和7年4月より、入居開始の予定です。
また、若者の定住化を図るため、4月より、「地域産業に就職した若者の奨学金返還を支援する事業」を開始しています。30歳未満で、町内事業所に正規雇用(自営を含む)の場合は、5年間で最大100万円、町外事業所に正規雇用の方には5年間で最大50万円を支援します。その他、空き家の利活用の促進や、住宅用地確保の支援、手厚い福祉施策などのPR活動にも努め、移住・定住促進に取り組んでいきます。町ホームページには、特設サイトを掲載しています。

▽健康づくりと子育て支援など
昨年9月に「川北町健康づくり推進条例」を制定しました。心身ともに健やかで心豊かに暮らし続けることは、誰しもが願うことであり、町民の健康が、まちづくりの第一歩であると考えています。健康づくりに地域の皆さんや関係機関の方々と一緒に取り組み、健康寿命の延伸を図る施策を推進します。
川北町の年少人口(0～14歳)比率は15.5%で、県内トップであります。子育て支援については、これまで先駆けて実施してきた、子どもの医療費や不妊症、不育症の助成事業、出産祝金の支給、全ての小学校区に児童館の建設など、ハード・ソフト問わず、積極的に進めてきました。今後とも、国全体の動向を注視しながら、町独自の子育て支援施策を進め、子どもの笑顔があふれる明るく健やかな地域づくりに努めます。
コロナ禍で、オンライン交流しかできなかった、中学生のニュージーランドとの交流につきましては、今年、8月9日から8日間、10名程度をニュージーランドに初めて派遣します。国際的視野を広げ、国際協力の精神を養うことで、次代を担う青少年リーダーとなることを期待しています。また、小中学校の学校給食費の無償化を2学期から実施できるよう検討を進めたいと考えています。
そして、昨年8月4日の記録的な大雨、そして5月5日に、珠洲市で震度6強を観測した地震など、県内でも災害が多発している現状の中、「安全・安心の確保」にも、引き続き取り組んでいきます。

▽産業の振興
私自身、取り組みたい施策はたくさんあります。しかしながら、その実現に必要なのは、やはり財源の確保であり、産業の振興による税収の増加は必須であります。
東部地区工業団地には、伸晃化学(株)に続き、昨年12月に(株)フェローテックマテリアルテクノロジーズの進出が決定し、残る1.6ha余りの土地についても内諾を得ています。その他、新たな話もありますので、企業誘致を積極的に進めるとともに、地場産業や創業・起業支援など産業の振興に努め、雇用創出、地域活性化、税収の確保に努めます。

「安全と安心」、そして「住んで良かったと実感できる」まちづくりを、今後とも進めて参ります。
町民の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い致します。