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世界への玄関口 つばた空港 Tsubata International Airport

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石川県津幡町

■HUNTER(ハンター)×Davis(デイビス)
氏名:フレンチ・デイビス・H(ハンター)
誕生日:1996年7月21日
出身:アメリカケンタッキー州
趣味:ボルダリング・ピアノ
【E-mail】kokusai@town.tsubata.lg.jp
つばた空港執筆者(町CIR・ALT)製作!
つばたイングリッシュチャンネル

■「習ってほしいという気持ち」
大人になってから、ピアノの勉強を始めました。3年間ほぼ毎日練習し続けましたが、「子どもの頃から始めたら簡単に弾けただろうな」「なぜ両親はピアノを習わせてくれなかったのかな」とよく嘆いていました。しかし、子どもの頃から両親にピアノを弾かせられていたとしたら、今まで続いていたでしょうか。私には、子どもの頃にピアノやバイオリンなどの習い事を無理やりさせられていた友達が何人かいて、今でも弾くことができますが自らすすんで弾こうとはしません。両親が変に期待して無理やりさせたからいやになったそうです。
同じように私の知り合いの姉妹を例に挙げると、お姉さんは、ピアノの先生だったお母さんのもとで、十何年もの間強制的にピアノを弾かされていましたが、受験を機にピアノをやめました。一方で妹さんはピアノを習ってはいませんでしたが、家のピアノを弾き続けて、大学でピアノを専攻するほど好きになりました。面白いことに、今はお母さんと同じくピアノの先生をしています。
さて、その知り合いの妹さんはどうして今まで続けることができたのでしょう。ピアノを無理に弾かされることなく、ピアノを楽しく弾いているうちに好きになったから続いたと思います。
何かを長く続けるには「これが好き」という気持ちが大事です。無理にさせられるとそのもの自体を嫌いになりがちですが、習い事を全くしていなかったら好きなことが見つからなかったかもしれません。しかし、好きでもないのにその習い事を無理に続けると、ほかの好きなことをする時間が奪われることになってしまいます。ですから子どもの様子を見て、子どもが好きなことを応援するのが一番だと思います。
結局、子どもに習い事をさせるべきかどうか簡単に答えは出ません。私の周りだけを見ると、させるべきじゃないと言いたいところなのですが、習い事をすることによって好きなことを見つけた人もいるかもしれません。そもそも子どもの育つ環境はだいたい両親が決定権を持っています。いろいろな習い事をさせることで、その分、子どもが触れられるものが増えます。それが悪いことだとは思いません。子どもが嫌がっていないか見守りながら、習い事をさせていくのがよいと思います。

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