津幡町住吉公園屋内温水プール「アザレア」オープニングセレモニー

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津幡町住吉公園屋内温水プール「アザレア」のオープニングセレモニーが、4月28日に行われました。
来賓に、公益財団法人日本水泳連盟会長でソウルオリンピック背泳ぎ100m金メダリストの鈴木大地さん、馳浩石川県知事、愛称「アザレア」命名者の林望未さん(条南小学校5年生)たちを招き、式典が行われました。
式では、矢田町長が「長年にわたり要望があった施設を実現することができた」と述べて完成を祝い、テープカットが行われました。
「アザレア」は、平成26年度に基本計画が策定され、約10年の年月を経て完成しました。

■いよいよ初泳ぎ
テープカット後にはメインプールで初泳ぎが行われました。
トップバッターは、津幡町在住の金沢高校1年生、金崎結音さん。金崎さんは、令和4年度に開催された第45回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会女子13～14歳200m平泳ぎで8位に入賞した実力者。綺麗な弧を描いてプールに飛び込み、全国レベルの平泳ぎを披露しました。
泳いだ後には、オリンピック金メダリストの鈴木会長との質疑応答もあり、「オリンピックなどの全国・世界大会でいいタイムを出すには」という質問に鈴木会長は「試合までに結果は9割5分位決まると思う。日々の練習を頑張ってほしい」と答えて激励しました。
続いて力強い泳ぎを披露したのは、津幡中学校水泳部。水しぶきを上げながら、メドレーリレーを行いました。
質疑応答の際には、鈴木会長が直接部員にアドバイスし、笑顔がこぼれる一幕も。
津幡町の新しいランドマーク「アザレア」にふさわしい初泳ぎとなりました。今後は、健康増進と交流の場として多くの方に利用されることが期待されます。なお、町ケーブルテレビ「チャンネルつばた」では、オープニングセレモニーの様子も含めたアザレアの特別番組を7月15日まで放送中です。

■参加者インタビュー
▽鈴木大地さん(公益財団法人日本水泳連盟会長)
みなさんのためのプールとしてフル活用していただき、さまざまな人に恩恵が行き渡ってほしい。
光が入って明るく、体を動かしたくなる施設だと思う。ぜひ利用して、これまで以上に健康になっていただきたい。

▽林望未さん(「アザレア」命名者)
町の町花だったので「アザレア」という名前にしました。(アザレアに)決まったと聞いたときはびっくりしました。
よい観光施設になればいいと思います。
愛称「アザレア」は、ロゴマークの一部にもなっています

▽金崎結音さん(金沢高校1年生)
きれいで泳ぎやすかった。一人で行ける場所にプールができたので、すごく助かる。
プールだけではなく、トレーニングルームでの自主練もしていきたい。いつもの練習よりも、いい練習がプラスされると思う。

▽津幡中学校水泳部コメント　部長牧村唯利さん
泳ぎやすく楽に泳げた。遠くまで練習に行くこともあったので、プールができてとてもうれしい。
部活以外でも来ることができ、泳力の補充になると思う。

■津幡町住吉公園屋内温水プール「アザレア」施設概要
敷地面積：11,361.54平方メートル(住吉公園全体面積30,000平方メートル)
建物概要：鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建
建築面積：2,776.52平方メートル
延床面積：3,373.84平方メートル
工事費：18億5,857万円
※令和3年7月着工～令和5年3月完成まで
指定管理者：株式会社エイム
※指定管理期間…令和5年4月1日～令和10年3月31日

アザレアの開館日などの詳細については、本紙18ページをご覧ください。