決算は皆さまが納めた税金などがどのように使われたのかを知ることができるとても大切なものです。
内訳や用語などで不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
■各会計の決算額(万円)
■事業会計の決算額(万円)
上の表は、町の各会計決算の一覧表です。
町では、手持ち資金である「実質収支(5)」の額が赤字にならないよう計画的に運営しています。なお、歳入(収入)が不足する場合は、基金(町の預貯金)を取り崩して対応しています。
そのため、基金による調整を除いた「実質単年度収支(9)」がその年度の純粋な収支となります。
▽一般会計
広く町民のために実施される事業に使われ、町財政の中心を担うものです。
令和5年度末では、手持ち資金が3億3,474万円となり、前年度と比べて5,755万円増えました。しかし、基金を1億696万円使ったので、実質的には4,941万円の赤字となりました。
町では、さまざまな試算を行い、今後予定している事業を含め、中・長期的な視野を持って財政運営しています。
▽特別会計
国民健康保険や介護保険など、特定の目的・人を対象に実施する事業に使われます。収支を明確にするため、一般会計とは別に経理します。
▽事業会計
収益をあげて運営する事業に使われ、現金収支に加えて資産状況も計上することで、収支状況をより明確にすることができます。
上の「事業会計の決算額」の「収益的収支」は事業の運営状況を、「資本的収支」は施設の整備状況を表しています。
各事業で経営改善に取り組んでおり、令和5年度の収益的収支は、すべての事業で黒字となりました。各事業の資本的収支の不足額は、現金支出を伴わない減価償却費などの留保資金で補填しました。
■一般会計[歳入]
前年度と比較すると、歳入全体は増加となりました。
自主財源ではすべての科目で増加となり、特に「繰入金」については、令和5年7月豪雨災害復旧に係る財政調整基金の繰入により増加額が大きくなっています。
依存財源では、「国庫支出金」「町債」が減少しましたが、「地方交付税」「県支出金」の増加額が大きく、全体では増加となりました。「国庫支出金」は新型コロナウイルス感染症対策関係交付金及び、住吉公園整備事業の完了に伴う社会資本整備総合交付金の減により、「町債」は臨時財政対策債の減により減少しました。「地方交付税」「県支出金」については、災害復旧事業費の増などにより増加しました。
■一般会計[歳出]
前年度と比較すると、歳出全体は増加となりました。
増加となった主な科目とその要因として、「災害復旧費」は令和5年7月豪雨や令和6年能登半島地震の災害復旧事業費の増、「教育費」は運動公園整備事業費の増、「労働費」はサンライフ津幡長寿命化改修事業費の増などが挙げられます。減少となった主な科目とその要因として、「土木費」は住吉公園整備事業費の減、「商工費」は小規模事業者事業継続等支援事業費やプレミアム商品券発行事業費の減、「衛生費」は新型コロナウイルスワクチン接種事業費の減などが挙げられます。
町民1人あたり年間449,487円のお金が使われました
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