■日米2色のルーツ Alexandra アレクサンドラ
氏名:アレクサンドラ K(キョウコ)リー Alexandra.K.Lee
誕生日:1996年5月4日
出身:アメリカ カリフォルニア州
趣味:動物と遊ぶ・版画
【E-mail】gakkoukyouiku@town.tsubata.l(エル)g.jp
つばた空港執筆者(町CIR・ALT)製作!
つばたイングリッシュチャンネル
■自分自身をみつめる
自分自身を見つめる内省の考え方は日本の学校で早い段階から教えられます。授業の最後に振り返りの時間を設けるというのはアメリカではあまり行われていないことなので、ここに来て良かったと思いました。しかし、多くの子どもたちは答えに苦戦しているようです。楽しかったと言っているだけで、あまり振り返りをしていません。
状況と自分自身を振り返ることは、満足のいく人生を築くための最も強力なツールの一つです。自分の感情を認識していないと、人生のどの部分に取り組む必要があるのか分かりません。物事の進み具合を振り返ることができなければ、どの行動がうまくいっていて、どの行動がうまくいっていないのかを知ることができません。反省なくして改善は不可能です。
アメリカでは、振り返りの時間は授業で設けられていませんが、アメリカの文化は個性を奨励します。そのため、多くの人は自分のことをよく知っています。彼らは自分が何が好きか、何が欲しいか、そして自分がどう感じているかを知っています。これらのことを知らないと、どの方向に舵を切る必要があるか分かりません。
日本の社会はガマン強さを奨励しているように感じます。自分の感情を抑えて他人の言うことを優先し続けると、いつのまにか自分の考えや感情に鈍感になり、自分のことを自分でも理解するのが難しくなります。働きすぎる文化のせいで、人々は自分自身を知り、内省する時間もエネルギーもありません。
しかし、たとえ自分のことがよく分かっていたとしても、内省するのが簡単というわけではありません。なぜそれが必要なのか理解しようとしなければなりません。あなたがあなたらしくなったきっかけは何ですか?何を変えたいですか?自分の好きではない部分を見つめるのは難しいことです。そして自分の感情にも素直である必要があります。
アメリカでは近年ジャーナリングが人気になっています。ジャーナリングとは、自分の考えや感情を書き出す練習です。自分の中で答えが分からないときに便利です。自分が特定の感情を抱いている理由の可能性を探って結論に達し、自分自身と自分の状況についての洞察を得ることができます。ストレスを軽減することが科学的に証明されており、行き詰まりを感じたときに人生のコントロールを見つけるのに役立ちます。
新しい学年が始まり、春の花が私たちの周りに咲き誇る今、ここにあなたへのジャーナリングのヒントがあります。開花するには、自分のどの部分をもっと育てる必要がありますか?
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