健康診査・がん検診は、生活習慣病の早期発見・重症化予防を目的にした検査をまとめて受けられる年に一度の機会です。
糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、初期の段階では特に大きな自覚症状はありません。長年持続すると、重篤な症状が生じるようになります。
受診するだけで終わらせず、この機会を上手に活用して自身の健康管理に役立てていきましょう。
■メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と生活習慣病について
「万病のもと」と言われるメタボリックシンドロームのきっかけは生活習慣の乱れです。自覚症状はなく、放置するとドミノ倒しのように重篤な病気に進行してしまいます※1。
※1 メタボリックドミノ。慶応義塾大学医学部内科学伊藤裕教授提唱
▽メタボリックシンドローム
「腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上」かつ、「下記の(1)(2)(3)の2つに該当」
(1)中性脂肪150mg/dL以上、HDLコレステロール40mg/dL未満
(2)収縮期(最大)血圧130mmHg以上、拡張期(最小)血圧85mmHg以上
(3)空腹時血糖110mg/dL以上
放っておくと…
▽高血圧…正常血圧の基準値120/80mmHg未満
主な原因:肥満、塩分の過剰摂取など
主な合併症:脳卒中、心不全、動脈硬化、腎臓病
自覚症状がないまま進行していきます
▽糖尿病…HbA1c6.5%以上※2
※2…赤血球中のヘモグロビンがブドウ糖と結合している割合(1~2か月の平均血糖値)
主な合併症:神経障害、網膜症、腎臓病、脳卒中、狭心症
失明や手足の切断など、合併症を誘発します
問合先:健康推進課
【電話】288-7926
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