世界への玄関口 つばた空港 Tsubata International Airport

41／57

■クロエとHulaMele(フラメレ)～歌って踊ろう～
※Hulaはハワイの伝統的なダンス、Meleはハワイ語で歌という意味
氏名：スズキ・クロエ
誕生日：2000年8月28日
出身：アメリカ　ハワイ州
趣味：ダンス、美術
【E-mail】gakkoukyouiku@town.tsubata.l(エル)g.jp
つばた空港執筆者(町CIR・ALT)製作!つばたイングリッシュチャンネル

■津幡町ありがとうございます!
7月末で、津幡町でのALTとしての旅を終えようとしています。石川県を初めて知ったときから、今自分の居場所だと思えるようになるまで、ここで出会った人々やできた思い出に一生感謝します。この記事では、日本で過ごしたこの2年間で、自分がどのように変わったかを振り返りたいと思います。
ここに引っ越してきた当初は、多くのカルチャーショックを経験しました。徐々に日本での生活に慣れ、その過程で少しずつ変わってきました。日本的な考え方を取り入れることで、私の行動や考え方も変わりました。経験したカルチャーショックの一例は、食事を完全に食べ終えてしまうことでした。日本の給食では、食べ終わったら茶碗と皿を積み重ねます。お皿のきれいさにショックを受けました。お米の一粒一粒がなくなっていてびっくりしました!私は食べ物を全部食べることに慣れなければならなかったのですが、それは良いことだと思います!帰国してもお茶碗のご飯は一粒残さず食べようと思います。
もう一つのカルチャーショックは、日本での挨拶の頻度と種類の多さでした。学校では、先生も生徒もみんな「おはようございます」と挨拶します。一日を通して、先生は廊下で「おつかれさまです」とも言います。道で見知らぬ人に「こんにちは」と挨拶することもあります。ほかにも「いってきます」、「いってらっしゃい」、「ただいま」、「おかえり」という挨拶もあります。ハワイでは、挨拶にこれほどのバリエーションはありませんし、通常、知らない人には挨拶しません。私も今では挨拶をすることに抵抗がなくなり、道行く見知らぬ人にも「こんにちは」と挨拶することが多くなりました。
最後に、私が慣れるのに少し時間がかかったのは、何にでもリアクションすることでした。日本人はおいしいものを食べると「おいしい」と言って、かわいいものを見ると「かわいい」と言います。嬉しいことがあると「嬉しい」、「幸せ」と言います。日本に来る前の私は、自分の感情を感じたまま声に出すことに慣れていませんでした。いつもは頭の中だけで考えているか、そもそも考えもしませんでした。ただ単に「幸せ」と言うのが、多くのアメリカ人にとっては不自然なことだと思います。私たちは表情やほかの言葉で幸せだと表現します。でも、今の私は「幸せ」と言うことに慣れてきたし、その直接的でシンプルな言葉は、聞くのも言うのも新鮮だと思います。
これらのことを教えてくれて、今の私をつくってくれた津幡町に感謝しています。将来、また遊びに来たいです!