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8月31日は野菜の日~野菜で生活習慣病予防につなげよう~

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石川県津幡町

8月31日は「8(や)31(さい)の日」です。野菜を食べると体にいいことはよく知られていますが、具体的にどんないいことがあるのか、また、1日に食べる目安を紹介します。

■野菜を食べるメリット
(1)食事をするとき…野菜には食物繊維が多いので、噛む回数が増え、食べる速さがゆっくりになる
(2)胃のなかでは…野菜に含まれる食物繊維は消化に時間がかかるため、小腸へゆっくり運ばれる
(3)小腸のなかでは…食物繊維は糖や脂にくっついて、分解や吸収を遅らせる
(1)~(3)の働きにより、血糖値の急上昇をおさえます

▽炭水化物と一緒に野菜を食べると…
おにぎりだけを食べたとき(青色)と、おにぎりと小松菜の煮びたしを一緒に食べたとき(紫色)の血糖値の上がり方を比べたグラフです。
野菜を一緒に食べたときのほうが血糖値の上がり方がゆるやかになっています

参考:横浜総合病院糖尿病センター長 田中逸

■野菜足りていますか?~1日に必要な野菜は350g~
成人男性の1日あたりの食物繊維の目標量は21g、成人女性は食物繊維の目標量18gです。
食物繊維をしっかり摂るには1日350g程度の野菜摂取が必要ですが、石川県民の野菜摂取量では、成人男性286g、成人女性が281gと、足りていない現状です※。
350gを満たすには、あと小鉢1杯程度(約70g)の野菜を3食のどこかに加える必要があります。
町では「AYT(朝に野菜を食べよう)」として、簡単に作れるレシピを広報紙で紹介しています。
詳細は、本紙19ページをご覧ください。
※野菜摂取量…石川県民・健康栄養調査、食物繊維目標量…日本人の食品摂取基準より

■タンサ(短鎖脂肪酸)について
▽テレビ番組などで「タンサ」という言葉を聞いたことはありませんか?
タンサとは、「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」のことです。大腸で水溶性食物繊維をエサにして作られるもので、食べ物の中には入っていません。
タンサには、主に3つの働きがあります。
(1)血糖のコントロール
(2)肥満予防
(3)腸粘膜を丈夫にし、口から入った病原菌やウイルス、毒素から体を守る

▽タンサを増やすには、どうしたらいい?
腸内の善玉菌のエサである水溶性食物繊維を摂ることが大切です。
水溶性食物繊維は緑色の野菜に多く含まれています。右表に、夏におすすめの水溶性食物繊維の多い野菜をまとめてみました。また、ネバネバした海藻や、きのこ類などにも含まれています。
しっかりと野菜を摂って、腸内環境を整えることで生活習慣病予防につなげましょう。
水溶性食物繊維が多く含まれる野菜:

(野菜100gあたりの量)

問合先:健康推進課
【電話】288-7926

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