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令和4年度 決算 能美市の財政状況(1)

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石川県能美市

令和4年度の決算が第3回市議会定例会で認定されました。皆さまが納めた税金、国や県からの補助金、地方交付税などが市にどのくらい入り、どのように使われたのか、決算の概要をお伝えします。

◆一般会計
令和4年度の歳入決算額から歳出決算額と次年度への繰越事業に係る財源の額を差し引いた実質収支額は5億6千万円あまりの黒字となりました。
しかし、その実質収支額に財政調整基金(※1)積立金を加算した額から、前年度の実質収支額と財政調整基金取崩額を差し引いた収支(実質単年度収支)は4億5千万円弱の赤字となりました。
※金額は表示単位未満を端数処理しているため一致しない場合があります。

歳入歳出差引額:9億6,655万円
繰越明許費繰越額:4億566万円
実質収支額:5億6,089万円
(令和3年度実質収支額:6億1,375万円)
単年度収支額:△5,286万円
財政調整基金積立額:320万円
財政調整基金取崩額:4億円
実質単年度収支額:△4億4,966万円

◇歳入総額
269億3,916万円

◇歳入の概要
市税が最も大きく、全体の約1/3を占めています。
市税をはじめとした自主財源の比率は41.8%で、残る58.2%は国庫支出金や地方交付税、市債など、ほかに依存した財源となっています。
市税は、過去最高の額となりました。コロナ禍からの経済活動の回復により個人所得の増加をはじめ、企業の設備投資が堅調に推移したことで、市税全体としては5.1%(4億4,032万円)の増額となりました。
国庫支出金は、令和3年度に実施した子育て世帯臨時特別支援事業の減少などにより、7.1%(3億236万円)の減額となりました。
地方交付税は、昨年8月の大雨災害に伴う復旧・復興や除排雪経費について特別交付税が増額となったことにより、9.1%(4億2,872万円)の増額となりました。
市債は、臨時財政対策債(※2)が減少となった一方で、ふるさと歴史の広場改修や大雨による災害復旧事業、過去に借入した市債を低利なものに借り換える借換債の発行などにより38.6%(9億8,667万円)の増額となりました。
地方譲与税・交付金は新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補てん特別交付金の減少などにより10.3%(2億807万円)の減額となりました。
以上の結果、歳入全体では5.7%(14億4,642万円)の増額となりました。
※増減は歳入、歳出ともに対前年度(令和3年度)比の数値です。

◇歳出総額
259億7,261万円

◇歳出の概要
民生費は、福島こども園の整備事業の完了などにより、6.8%(6億2,515万円)の減額となりました。
公債費は、過去に借入した市債を低利なものに借り換えしたことなどにより、36.8%(10億2,463万円)の増額となりました。
教育費は、ふるさと歴史の広場改修事業や給食センター整備事業などにより、16.5%(4億3,171万円)の増額となりました。
土木費は、大雨による浸水被害を防ぐための治水対策や和気あいあいの里のバーベキュー場の整備などにより、19.6%(4億3,373万円)の増額となりました。
衛生費は、合葬墓整備事業などにより、13.4%(2億9,588万円)の増額となりました。
総務費は、市役所本庁舎の外壁タイル改修工事の実施などにより、7.5%(1億5,150万円)の増額となりました。
消防費は、防災情報伝達システム整備事業の進捗などにより、8.7%(1億107万円)の増額となりました。
災害復旧費は、昨年8月の大雨災害による復旧事業などにより2億1,370万円の皆増となりました。以上の結果、歳出全体では5.6%(13億8,596万円)の増額となりました。

※1 災害発生時など不測の財政需要が生じたときの財源の不均衡を調整するための積立金
※2 国からの地方交付税の財源不足に対応するため、特例として地方が発行するいわば赤字地方債で、その償還時に全額が地方交付税で措置され、地方の負担はありません。

問合せ:財政課
(【電話】58-2203【FAX】58-2290)

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