学芸員発信!能美ふるさとミュージアム広報室 のみふるだより

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◆コラム
◇「国史跡能美古墳群」指定から10年!
皆さんご存じの「能美古墳群」は、平成25(2013)年10月17日に国指定史跡となってから、今年で10年の節目を迎えます。
能美古墳群は市内平野部に点在する寺井山・和田山・末寺山・秋常山・西山の5つの独立丘陵上に造られた古墳群の総称です。ここから北陸最大級・全長約140メートルの前方後円墳である秋常山1号墳をはじめ、形や大きさがさまざまな古墳が62基見つかっています。北陸では希少な副葬品が発見されているほか、古墳時代の約400年間で継続的に古墳造りが行われたことから、北陸の古墳時代を知る上で重要な存在と位置付けられています。
古墳時代から時を経て、平安時代の西暦823年、加賀国能美郡が誕生しました。現在の能美市や小松市を主な範囲とする能美郡に、加賀国の政務機関・国府が置かれました。その背景は古墳時代から能美地域の繁栄を築き上げた能美古墳群に眠る祖先たちの存在なくしては語れません。
国史跡指定10年、加賀立国能美誕生1200年の機会に、さまざまな視点から能美古墳群について考えるイベントを開催します。秋のひとときに古の能美を探究してみませんか?詳しくは市ホームページをご覧ください。

問合せ：能美ふるさとミュージアム
(【電話】58-5250【FAX】58-5251)