■冬の動物園はいかがですか?
動物園のオンシーズンは春と秋の行楽シーズンで、このシーズンの間に1年の入園者数の4割強が来園されます。一方、寒さ厳しい冬は、さすがに閑古鳥こそ鳴かないものの、時折聞こえる動物たちの鳴き声がはっきりと耳に届きます。
でも、そんな冬の動物園ならではの見どころもあります。どちらかというと冷涼な気候を好むレッサーパンダたちは、この時季になると食欲が増し、活動量も多くなります。特に雪の日は、積もった雪面を走り回り転げ回る姿に、思わず笑みがこぼれます。
逆に寒さが苦手な動物であっても、ちょっとした工夫で寒い冬をエンジョイしています。例えば、ふれあいひろばのカピバラたち。今では冬の風物詩となった温かい露天風呂でまったりする姿は、見ている人にとっても、癒し度満点です。
そのほかにも、真っ白な冬羽のライチョウや繁殖期に入って黒く色づいたトキも、この時季だからこそ観察できる出で立ちです。暖かい部屋でゆっくり過ごすのもいいですが、冬の寒い動物園もまた、風情があって悪くはないですよ。
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