市民の暮らしを守り世界に誇る文化都市をめざす総合推進予算(1)

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令和5年度(2023年度)の金沢市予算が決まりました。55つの重点施策を掲げ、市政を推進していきます。

(%は前年度比)
※最終補正予算前倒し分を含めた実質の数値

■I.世界に誇る文化都市金沢の実現
◇いしかわ百万石文化祭2023の開催
・金沢の個性を彩る食文化を国内外に発信するフォーラムを開催
・第80回金沢市工芸展を記念し、首都圏で企画展や体験イベントを開催
・都心軸の沿道や主要交差点を花いっぱいに飾り、おもてなし空間を創出
・多様な伝統文化や音楽を体験できる「わくわく子ども国民文化祭」を開催
・アウトサイダー・アート作品展やデザインを活用した被服の展示会を開催
・共生社会の理解を深める心のユニバーサルデザイン推進フェスタを開催
・金沢21世紀美術館で文化の魅力を広く発信する特別展を開催
・泉鏡花生誕150年を記念した特別展やシンポジウム等を開催
・市民芸術村で多様な文化に触れる金沢ナイトミュージアム特別編を開催

◇世界に誇る文化都市金沢の実現に向けた取り組み
・文化芸術活動の支援強化に向けて、アーツカウンシル金沢の事業を拡大実施
・保育施設独自の文化芸術プログラムを通して、子どもの情操教育を推進
・中学校全生徒を対象にオーケストラや素囃子など芸術文化を体感できる機会を提供
・卯辰山工芸工房で加賀藩御細工所研究成果を特別公開し、工芸に親しむ機会を創出
・鏡花文学賞制定50周年を契機として、市民に幅広くPRするとともに副賞を増額
・国内外から評価の高い現代公共建築を継承していくため、建築的な価値に配慮し、玉川図書館の改修に向けた基本設計と鈴木大拙館の大規模改修工事に着手
・縁付金箔の保存継承のため、後継者の育成や需要の拡大に向けた事業を展開
・市指定保存建造物「旧森紙店」の文化芸術的な活用に向けた基本計画を策定
・民間施設における木の利用促進に向けた課題解決の検討や立地可能性調査を実施
・文化施設の所蔵品をインターネットで公開するデジタルミュージアムを構築
・金沢歌劇座の建替に関し、現敷地の施設規模等を踏まえた機能の補足手法等を検討
・金沢スタジアム(新市民サッカー場)の建設工事を完了(令和6年2月供用開始)
・クラウドファンディングの寄附金を活用して、金沢スタジアムの観戦環境を充実
・専光寺ソフトボール場の再整備に向けた基本設計に着手
・内川及び戸室スポーツ広場の再整備に向けた実施設計に着手
・第9回金沢マラソンを開催(令和5年10月29日)
・世界水泳福岡大会に合わせ、フランス代表チームの事前合宿を受け入れ
・首都圏における新たなクラフト発信拠点施設の開設に向けて検討

◇金沢美術工芸大学の振興
・新キャンパス開学イベントやプロモーションを展開(令和5年10月移転開学)
・金沢美大柳宗理デザインミュージアム(仮称)の整備に向けた基本設計等に着手

◇品格ある都市環境の形成
・まちの歴史や文化を感じられる新たな夜間景観アクションプログラムを策定
・大人と親子連れが季節の自然に親しむ公園を整備(泉野第4児童公園)
・重要伝統的建造物群保存地区において金沢方式による無電柱化を推進

■II.地域経済の活性化と安全安心の確保
◇地域経済の再生と活性化
〔物価高騰対策〕
・買い物負担の軽減と消費喚起のため、商店街プレミアム商品券の発行を拡大支援
・電気・ガス料金の高騰に対応するため、夏期光熱費の一部を助成…生活保護世帯や児童扶養手当を受給している住民税非課税世帯等、介護事業所、障害福祉施設、公民館、児童館、私立保育所、児童クラブなど
・保護者負担の軽減を図るため、学校給食にかかる食材費高騰分と保育所等の副食にかかる食材費高騰分を全額公費で負担
・中小企業制度融資に物価高騰緊急対策分を創設
・農業経営収入を補填する保険の加入に対する支援制度を1年延長
・肥料価格高騰の影響に対応するため、農業者の春肥購入に対する支援制度を拡充

・中小企業制度融資にスタートアップと若者・女性起業家向けの支援制度を創設
・離職者の再雇用とリスキリングを促進するため、新たな雇用奨励金制度を創設
・中小企業のデジタル人材育成に向けたリスキリング支援制度を創設
・ものづくり企業のリスキリングを促進するため、従業員の技能検定受検等を支援
・大学が実施する社会人向けリスキリング講座の受講料等の一部を助成
・中山間地域の活性化に向けて、新規地区で地域おこし協力隊を募集
・森と市民をつなぐ拠点施設の整備に向けた基本計画を策定(旧東浅川小学校)
・里山の保全に向けて、竹林伐採後の植栽等に対する支援制度を創設
・中央卸売市場の再整備に向けた基本設計に着手

◇安心して暮らせる福祉社会の形成
・新型コロナウイルスワクチンの接種を円滑に実施
・地域包括支援センターの新圏域への移行に向けて、事業者公募を実施
・市立病院の再整備に向けた基本構想を策定

◇防災・減災対策の推進
・災害危険箇所等の情報収集機能の強化に向けて、無人航空機(ドローン)を配備
・早期の避難行動と安全確保を図るため、デジタルハザードマップアプリを導入
・通学路等の安全を確保するため、歩行空間等を整備(大桑町地内)
・地下道冠水による事故を防止するため、24時間対応の冠水監視カメラを導入
・救急体制の強化に向けて、救急隊を増隊するとともに、高規格救急車を増台配備