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関東大震災から100年 もう一度見直そう 身近な防災対策

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神奈川県

大規模災害から「いのち」を守るためには、過去の教訓を生かして、事前の備えを怠らないことが重要です。災害への備えで真っ先に思いつくのが水や食料の備蓄ですが、意外と見落としがちなのが、トイレ対策です。
大規模災害時には、断水によりしばしば水洗トイレが使えなくなることがあります。私はキャスター時代に阪神・淡路大震災を取材しましたが、避難所のトイレが詰まってとても不衛生な状況下で、被災者の方々は大変な苦労をされていました。中には、トイレの回数を減らそうと食事や水分を控え、体調を崩される方もいらっしゃいました。
この問題に対処するため、県では大規模災害に備えた「トイレプロジェクト」を推進しています。具体的には、避難所や防災拠点となる県有施設のトイレを改修するほか、在宅避難者用の携帯トイレについて、県の備蓄を強化します。また、市町村による避難所の仮設トイレや簡易トイレ等の備蓄を支援します。県民の皆さんには、ご自宅での簡単なトイレの作り方もお伝えしていきます。
大規模災害の影響を最小限に食い止めるため、こうした被災時における生活環境を改善する事業にもしっかりと取り組んでまいります。

神奈川県知事 黒岩祐治

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