寒さでつい家にこもりがちになる冬ですが、箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)やかながわ駅伝などの駅伝大会が開催され、多くのランナーの活躍が見られます。今回は、県出身の現役トップランナー直伝のランニングやウオーキングのコツ、ストレッチをご紹介します。
できる範囲で運動を継続し、健康増進やストレス発散、未病改善につなげましょう!
■かながわで「走る」
◆コツをつかんで、スマートに走ろう!
○アドバイス
・力を使わず、走りやすい歩幅を、練習しながら見つけましょう。
・上半身の力を抜き、腕を振る時に肩が上がらないように意識します。
・目線は、遠くを見すぎると体が後傾してしまうので、自身の体の前傾に合わせて目線を落とすイメージで走りましょう。
所属:プレス工業株式会社
橋本龍一(はしもとりゅういち)選手 川崎市出身
箱根駅伝に第93回大会から4年連続出場、第69回かながわ駅伝優勝(川崎市代表)
○おすすめのランニングスポット
・江の島(藤沢市)
海岸沿いなど景色が良いので、走っていて気持ちが良いです。〔橋本選手〕
・馬堀海岸遊歩道(横須賀市)、海の公園(横浜市金沢区)
1日5分でもいいので、無理なく走ったり歩いたりしましょう。〔滋野選手〕
◆運動の前後にしっかりストレッチを行い、けがを予防しよう!
「股関節から肩にかけてのストレッチ」でランニング時のけがを予防しよう
(デスクワークなどでの姿勢の悪化や、巻き肩、肩こり解消にも効果的)
所属:プレス工業株式会社 陸上競技部キャプテン
滋野聖也(しげのせいや)選手 横須賀市出身
第72回かながわ駅伝優勝(横須賀市代表)
(1)片膝をついて基本姿勢をつくる
(2)肘を地面につける
(3)しっかりと股関節から足にかけて伸びていることを確認
(4)右手を大きく伸ばして手のひらが上を向くようにし、しっかりと胸を開く
(5)目線は指先を見るようにしましょう
→バランスが崩れないように意識して、元の姿勢に戻る。5回を1セットとし、左右行います。
■かながわで「歩く」
◆走ることが難しい場合は、ウオーキングから!
○アドバイス
・腕振りは、肘を90度に曲げ、肩甲骨から大きく動かすことを意識しましょう。
・お腹に軽く力を入れ、背筋を伸ばして歩きましょう。
・腕をしっかり振ることで、腕の大きな動きに連動し、自然と歩幅も広がります。
所属:パナソニック女子陸上競技部(パナソニックエンジェルス)
・信櫻空(しのざくらそら)選手 横浜市出身
第74回かながわ駅伝優勝(横浜市代表)
・森田香織(もりたかおり)選手 横浜市出身
2023マラソングランドチャンピオンシップ(五輪選考レース)出場
○おすすめのウオーキングスポット
横浜市都筑区にある緑道(総延長15km)
木陰やアップダウンもあり、ジョギング・ウオーキングにぴったり。
■トップランナーからのメッセージ
私自身も長距離を走るとつらい、しんどいと感じることがあります。本質的にキツイ競技ではありますが、自身の成長が感じられるスポーツです。まずは一歩踏み出して走り始めましょう!どんなハードルでもよいので、目標を設定し、達成を目指しましょう。その達成感が次の一歩につながります。
所属:DeNAアスレティックスエリート館
澤亨次(たてざわりょうじ)選手 横浜市出身
箱根駅伝に第93回大会から4年連続出場(6区・区間記録保持者)
第67回かながわ駅伝優勝(横浜市代表)
○おすすめのランニングスポット
日産スタジアム周辺(横浜市港北区)
周回コースを利用して練習しているランナーも多く、上級者も気持ち良く走れます。
■わがまちの選手を応援しよう!
allかながわスポーツゲームズ
第78回市町村対抗「かながわ駅伝」競走大会
日時:2月11日(日・祝)10時スタート
会場:丹沢湖(山北町)周回コース
コース:全7区間(全長42.236km)
■〔同時開催〕大学エキシビションレース
出場:神奈川大学、関東学院大学、東海大学、日本体育大学
■サイクルツーリズム
県は、かながわの豊かな自然環境を生かし、サイクリングで県内を巡るサイクルツーリズムを進めています。
■3033運動
県は、1日30分・週3回・3カ月間継続して運動やスポーツを行う「3033(サンマルサンサン)運動」を推進しています。
各選手おすすめの運動やかながわ駅伝の思い出などをHPで紹介しています。ぜひご覧ください。
上記記事に関する問合せ:県スポーツ課
【電話】045-285-0797【FAX】045-662-5557
<この記事についてアンケートにご協力ください。>