今年は10月中旬になっても30度以上の真夏日を記録するなど、地球温暖化は私たちがその深刻さを肌で感じるまでになっています。このまま温暖化が進むと、私たちの暮らしやいのちが脅かされるリスクが高まります。
温暖化に歯止めをかけるためには、省エネルギー対策や再生可能エネルギーの導入などによる、二酸化炭素など温室効果ガスの削減が必要です。
県では、脱炭素社会の実現に向けて、「2030年度までに県内の温室効果ガス排出量を50%削減(2013年度比)」することを目標に掲げ、企業や県民の皆さまによる取り組みを後押しするとともに、県自らも県有施設への太陽光発電設備の設置等を進めています。
しかし、脱炭素社会を実現するためには、行政の取り組みだけでなく、企業や県民の皆さまなどあらゆる主体に脱炭素を自分事として捉えて、行動していただくことが重要です。
「具体的には、いったいどうすれば…」と思われるかもしれませんが、難しくはありません。例えば、使わない電気を小まめに消したり、ごみの分別をしっかり実行したりと、日常生活でのほんの小さな行動が、脱炭素につながっていくのです。
地球温暖化を止めるためには皆さま一人一人の意識と行動が大切です。「オール神奈川」で取り組んでまいりましょう。
神奈川県知事 黒岩祐治
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