「ともに生きる社会かながわ応援大使」である書家 金澤翔子(かなざわしょうこ)さんが書く「ともに生きる」を旗印に、県は共生社会の実現を目指し、障がい者が幅広い分野で活躍できるよう、障がい者雇用の支援など、さまざまな取り組みを進めています。
7月22日~28日は、ともに生きる社会かながわ推進週間です
障がい者雇用については本紙2・3面でご紹介
8年前の7月26日。あの日の衝撃を私は忘れることができません。「意思疎通が図れない人間は生きている意味がない」というでたらめな考えで、元職員の植松死刑囚が19人もの尊いいのちを奪った「津久井やまゆり園事件」。
このような事件を二度と繰り返してはならないという強い決意の下、私たちは県議会と一緒に「ともに生きる社会かながわ憲章」を策定し、理念の普及に全力をあげてきました。
憲章が目指しているのは、誰もが支え合い、愛と思いやりにあふれ、みんなのいのちが輝く社会の実現であり、そのためには、一人一人が相手の目線に立って、相手を思いやる心や行動が大切です。
「思いやりの心」が人から人に伝わり、「思いやりの連鎖」を生み出していけるように、県民、事業者の皆さんと行政が一体となって取り組んでいきたいと考えています。
県民の皆さんのご協力をいただきながら、今後も「ともに生きる社会」の実現に向けて歩んでまいります。
神奈川県知事 黒岩祐治
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