■SNS型投資・ロマンス詐欺
SNS型投資・ロマンス詐欺が全国的に急増しています。これらの詐欺は非常に巧妙で、1件当たりの被害額が高額になる場合が多い点が特徴です。しっかりと手口を理解して、詐欺の被害から自分と周りの人を守りましょう。
◆SNS型投資詐欺
SNSなどを通じて投資話を持ち掛け、「有名人もおすすめしている」「必ずもうかる」などと信用させ、お金をだまし取る詐欺です。
○こんな投資は要注意!
・「必ずもうかる」「あなただけ」「有名人もおすすめしている」
・投資に関係する「暗号資産」や「投資アプリ」等が実在しない
・投資先が実在しない、国の登録業者ではない
・振込先が個人口座、振込先が都度変わる
◆SNS型ロマンス詐欺
SNSなどで知り合った相手に恋愛感情や親近感を抱かせて、「将来のために投資をしよう」「会うための費用を立て替えてほしい」などと持ち掛け、お金をだまし取る詐欺です。
○こんな相手は要注意!
・実際に会ったことがない人からお金の話をされる
・投資に誘導される
・「荷物を送るから手数料を払ってほしい」と費用を要求される
■特殊詐欺
特殊詐欺とは、オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金詐欺などの総称です。全国統計では、被害者の約7割が65歳以上の高齢者であり、被害にあった方の約8割が電話でだまされています。常に留守番電話設定をし、犯人と会話をしないことが被害防止につながります。
○こんな連絡は要注意!
・息子さんなどから
「電話番号が変わった」
「電話を借りてかけている」
「会社の重要書類が入ったカバンを落とした」
「女性を妊娠させてしまい示談金が必要になった」
・警察官 金融機関などから
「犯人を捕まえたら、あなたのカードを持っていた」
「キャッシュカードを交換しましょう」
・役所から
「医療費、保険料の払い戻しがある」
「期限が過ぎているが、ATMなら手続きができる」
■強盗
県内各地で住宅を狙った侵入犯罪が発生しています。金品を奪い取るだけでなく、住民に危害を加えるなど、その手口は悪質・凶悪化しています。電話を使って家族情報や在宅時間、現金の有無などを聞き出すこともあります。不審な電話はすぐ切って警察に通報しましょう。
住宅への侵入までに5分かかると、約7割の犯人が諦めるといわれています。
そのため、主な侵入口となる窓ガラスや玄関ドアを犯罪者からの攻撃に5分耐えられるCP部品(防犯性能の高い建物部品)にすることが、大変有効です。
NPO法人神奈川県防犯セキュリティ協会
理事長 齊藤賞一さん
○自宅の防犯対策を要チェック!
・固定電話は、常に留守番電話に設定しているか
・固定電話は、非通知番号を着信拒否に設定しているか
・宅配の荷物は直接受け取らない方法を実践しているか
・来訪者をインターフォンなどで確認しているか
・防犯性能の高い窓ガラス、防犯フィルム、二重鍵や防犯カメラを設置しているか
・大金の保管は、自宅ではなく金融機関を活用しているか
犯罪被害にあわないように各項目を参照しましょう
万が一犯罪被害にあってしまったらまずは最寄りの警察署に相談
■闇バイト
◆闇バイトは犯罪 絶対手を出さない
SNSなどで具体的な仕事内容を明確に提示せず、犯罪実行者を募集する「闇バイト」に応募しないように注意してください。「闇バイト」と気付かないうちに免許証等の個人情報を送信してしまうと、「自宅を知っている」「家族に加害を加える」などと犯人グループに脅迫されて、特殊詐欺や強盗などの犯罪に加担させられます。
○こんな募集は要注意!
・X(旧Twitter)などのSNSで「高収入」「即日払い」「ホワイト案件」等、「楽で、簡単、高収入」を強調している
・シグナルやテレグラムといった匿名性の高いアプリに誘導して個人情報を送信させる
「闇バイト」に申し込んでしまった後でも、警察へ相談すれば、警察は状況に応じて相談者等の身の安全を確保する対策を講じます。勇気を持って抜け出すため、警察相談専用電話♯9110へご相談ください。
上記記事に関する問合せ:県くらし安全交通課
【電話】045-210-1111 内線3552【FAX】045-210-8953
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