■10年間の『まちづくり』の羅針盤
総合計画は、町のこれからのあるべき姿(10年後の将来像)を描き、その将来像の実現を目指し、総合的・計画的にまちづくりを進めていくための『設計図』です。
令和14年度までのまちづくりの前期5年間の計画が4月からスタートしました。
■総合計画とは
長期的な展望のもと、総合的かつ計画的なまちづくりを進めるために実施する施策や事業体系の内容を示した町の最上位計画です。
町民の皆さんや審議会、ワークショップなどでいただいたご意見や課題、基本理念である『二宮町町民憲章』を踏まえて『10年後の将来像』を『基本構想』に定めました。
◇二宮町町民憲章
・郷土を愛し、自然をいかすきれいな二宮町をつくりましょう。
・ふれあいを深め、ことばをかけあうさわやかな二宮町をつくりましょう。
・きまりを守り、良習をはぐくむ住みよい二宮町をつくりましょう。
・幸せを願い、健やかな明るい二宮町をつくりましょう。
・教養を高め、文化のかおる豊かな二宮町をつくりましょう。
(昭和53年7月5日制定)
◇10年後の将来像
豊かな自然と心を育み、人から人へつなぐ笑顔の未来
◇さまざまな方の意見をこれからのまちづくりへ
・オンラインを活用して、町民の方や中学校生徒会によるワークショップを開催しました。
・各団体の代表や公募町民などで組織された総合計画審議会から前期基本計画への答申を受けました。
■前期基本計画の重点的方針
令和5年度からの5カ年で町が取り組むべき基本的な方針を明らかにする『前期基本計画』を策定しました。
『前期基本計画』では、『基本構想』に定める『10年後の将来像』の実現のために重点的に実施する取り組みを『重点的方針』として示しています。
(1)公共施設の利便性、機能性を高めるまちづくり
行政機能を集約し、利便性を高めた施設再編を進めます。新庁舎整備においては、災害時の拠点機能の強化だけでなく、脱炭素社会のモデルや福祉的な配慮も視野に入れた整備を進めます。
(2)子どもの笑顔がかがやく、子育てと教育のまちづくり
妊娠から出産、子育て、教育と切れ目なく支援するとともに、二宮らしい特色のある教育を充実させ、子どもたちが健やかに成長できるよう環境を整備します。
(3)気候変動対策による持続可能なまちづくり
深刻化する地球規模の環境問題に対し、体験型の環境教育・保全活動といった緩和策に加え、自然災害への対策など、国や県と連携した適応策を進めます。
(4)誰もが自分らしく安全・安心に暮らせるまちづくり
誰もが健やかに自立した生活が送れるよう、地域コミュニティの活性化や健康づくりなどの取り組みを支援します。
(5)活力があふれる、選ばれるまちづくり
町の特徴や資源を活用した農業・商工業などの取り組みによる経済の活性化を、観光や環境と連携させながら進めます。
(6)新しい時代に向けて、しなやかに対応するまちづくり
人口減少・少子高齢化や常に変化する社会情勢に適切に対応しながら持続可能な行政運営を進めるため、施設の更新や統廃合、業務や手続きのデジタル化といった行財政改革を進めます
町民の皆さんから寄せられた将来のまちへの思いを紡いだ『10年後の将来像』を実現するため、前期基本計画に沿って一歩一歩まちづくりを進めます。
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問合せ:企画政策課企画調整班
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