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熱気人(あつぎびと)

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神奈川県厚木市

■大人になっても心に残る思い出を

そろばんも学べる駄菓子店経営
茅野 理枝さん(38・松枝)

2年前に小さな駄菓子屋を始めました。今では店内で週に2回、得意なそろばんを子どもたちに教えています。
結婚を機に会社を辞め、8年間仕事を離れていましたが、末の子どもが幼稚園に入り、また働きたいと考えました。初めに浮かんだのは兄の影響で小学生から高校まで習っていた、そろばん塾です。主婦が塾を始めて人が来るだろうかと悩んでいた時、コロナ禍で学校が休校に。家でお菓子を食べるのが楽しみでしたが、スーパーで買える物に飽きてしまい、幼い頃通った駄菓子屋を思い出しました。何を買うか悩むわくわくする時間を子どもたちに経験してほしいと思い、駄菓子屋を開くことを決めました。
今では近所の子どもや家族連れ、市外からのお客さんも来てくれるようになり、イベントや放課後児童クラブへの出張出店もしています。子どもたちが学校のことを話してくれると、気軽に話せる「駄菓子屋のおばちゃん」になれているようでうれしいです。
3カ月前にはようやく店内でそろばん塾を始めました。現在は8人が通い、初めて触るそろばんも「楽しい」と言ってくれています。これからも子どもたちが楽しめるお店であり続けたいです。

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〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

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