熱気人(あつぎびと)

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■チームで同じ方向を見てやり遂げる

神奈川工科大学4年
石山　敬太さん(21・三田)

大学の自動車システム開発工学科で学びながら、ソーラーカーのプロジェクトに携わっています。学生同士で話し合いながら車両を整備し、レースで得た課題を持ち帰り改良を重ねる。4年間、このプロジェクトを通して、チームで最後までやり遂げる大切さを学びました。
大型トラックの運転手で車好きな父の影響を受け、幼い頃から自動車や電車などが大好きでした。実家のある新潟県を離れてこの大学に入ったのも、将来、自動車関係の仕事に就きたいと思ったからです。プロジェクトは2003年頃に始まり、今は18年に新しく製作した車両を改良して使っています。2年生の時に出場した世界大会では3位に入りましたが、昨年は7位という結果に終わりました。原因は、車両の細かな確認など事前準備が足りず、防げたはずのミスがたくさん起きたためです。今年のレースに向けては、1年を掛けてみんなで計画的に準備を続けました。8月のレースではトラブルもありましたが、準備と経験、チームワークで2位という結果を残せました。
卒業後は、大型トラックを製造する会社で働きます。残された学生生活で、後輩たちにこのプロジェクトをつないでいけるようサポートしていきます。