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あつぎ郷土博物館連動企画 學藝員のススメ 第48回

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神奈川県厚木市

博物館の学芸員が、あれこれを語り倒すコーナー。

■大正時代、中学生のリアル和田傳(でん)の作文から
大塚 真由美
「朝6時半、家族に呼び起こされてせっかくの眠りが破られる。顔を洗い、朝食を済ませ、朝の学習。襟の肌触りの嫌な征服を着て、ともかく登校。好きな学科は何時間あってもいいけれど、きらいな時間には閉口。2時15分には帰宅し、早速日本服に着がえ。日本服ほど心地いいものはおそらく他にはあるまいと感じ入り、5時まで復習。6時には夕食が済み、しばらく教科書以外の読書。7時半からは翌日の予習。そして、夜10時には前後左右もわからぬ夢の中―」。という一日を送っていたのは、厚木市が誇る文豪・和田傳氏。100年以上前の中学生のリアルです(当時は厳しい校長先生の下、教科書以外の読書は禁止されていたはずでは?)。
企画展ではこうした和田の素顔もたくさん紹介しています。親近感倍増間違いなし!展示は9月18日までです。どうぞお見逃しないよう、ご来館ください。

問合せ:あつぎ郷土博物館
【電話】225-2515

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