厚木愛通信

10／23

厚木市長　山口貴裕

9月の敬老の日に合わせ、市内に住む95歳以上の方、26人の元を訪問しました。玄関をくぐると皆さん笑顔で迎え入れてくださり、私の緊張も一気にほぐれました。
長年、市のために尽力いただいた感謝の気持ちを伝えに行きましたが、「元気で頑張って」と励まされ、逆に私が力を頂きました。長寿の秘訣(ひけつ)を尋ねると「よく笑い、よく話をし、よく食べること」と教えていただき、それ以来、私も改めて幅広い世代の方と話す時間を大事にするよう意識しています。日本の高齢化は年々進んでいて、厚木も同様の状況です。9月末現在、市内には100歳以上の方が88人いらっしゃいます。高齢者の活発で明るい姿は、子どもや若者たちにも刺激を与え、まちの活気につながります。市では、友人との交流や生きがいを感じられる生活を送ってもらえるよう、12月にはかなちゃん手形の購入費助成などを増額します。
誰もが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けるためには、「地域包括ケア社会」の実現が不可欠です。厚木に誇りを持っていただき、慣れ親しんだ地域に愛着を感じ、心豊かに暮らせるまちづくりに、多くの皆様と協力して取り組んでまいります。