■お菓子で笑顔を届けたい
和菓子店経営
廣瀬 裕美子さん(47・旭町)
小さなおはぎにあんの花をあしらった和菓子を作っています。8月にはお店を持つことができ、お客さんのうれしそうな顔を直接見られる毎日に喜びを感じています。
幼い頃から、動物のかわいいキャラクターとお菓子作りが好きで、クマやヒヨコ型のクッキーなどを焼いては家族や友人にプレゼントしていました。受け取った瞬間の笑顔を見るのがうれしくて、就職、結婚と環境が変わってもお菓子作りは続けていました。和菓子に興味を持ったのは3年前、SNSであんこでできた花を見たことがきっかけです。「あんフラワー」といって、季節の花が繊細な形や色で表現されていました。一目で魅了され、講師を探して教わり仕事の合間に練習を重ねました。私自身、自宅で料理教室の講師をしていたこともあり、生徒に見せると好評で、SNSに投稿すると「売ってほしい」という声が届くようになりました。知人の協力で一日限定のお店を開き、お客さんの笑顔を間近に見ると開店への思いは強くなり、夫の「僕も手伝うよ」という言葉で気持ちが決まりました。
お菓子の魅力は人を幸せな気持ちにできることです。これからも、自分も楽しみながら、お菓子で笑顔を届けていきたいです。
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