■イカリモンガ(チョウ目イカリモンガ科)
チョウと同じ昼行性のガ、見た目も美しい。開翅長は35ミリほどの大きさ。羽のオレンジ色の模様が、いかりのような形をしているのが名の由来となっている/上荻野の林縁で見つけた。
初冬になり、ヤツデの花が咲き始めた。小さな球状の白い花が咲きいつ見てもチョウやガ、アリやハチたちが集まっている。
小さなチョウが止まったと思いカメラを向けるとよく似た美しいイカリモンガだった。羽を立てて止まり色も鮮やか、そして昼間に活動するのでチョウと間違えやすい。チョウやガは、鱗翅(りんし)目で鱗粉に覆われるのが共通点だ。
あつぎ郷土博物館では、「知らなかった蛾の魅力」という素晴らしい特別展が開催されている。昆虫たちの不思議さと生きる知恵や工夫を学びたいものだ。
写真・文:吉田文雄
※写真は本紙をご覧ください。
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